座右の銘は「''愛が重い''と感じるのは、受け止められるだけの度量を持っていないヘッポコだという証拠」という恋に恋する女子高生、篠月春。
そんな春が失恋直後の下校中に下り坂をノーブレーキで駆けて自分を轢きかけた『現泉屋』の配達員と名乗る男、白銀千太郎と出会う。
白銀千太郎は春とぶつかった際にひとつの配達物を落としてしまったという。
「お願い!僕と一緒に探してくれないかい? それになくしちゃったのは、篠月やよ子さんから君に宛てられたものなんだ、篠月春さん」
三年前に亡くなった筈の祖母の名前、そして祖母から自分に宛てられた配達物。
ひとつの配達物から始まる、あの世とこの世を繋ぐやさしい物語。
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・登場人物
篠月春(しのつき はる)/17歳/4月8日生まれ(牡羊座)/B型
恋に恋する女子高生。理想の相手は「互いの全てを受け止められる人」
座右の銘は「''愛が重い''と感じるのは、受け止められるだけの度量を持っていないヘッポコだという証拠」
栗色の髪を低めのツインテールで纏めている。
白銀千太郎(しろがね せんたろう)/不明/6月18日生まれ(双子座)/O型
現泉屋の配達員。コミュニケーション能力の高いマイページなドジっ子。
座右の銘は「焦らない!」
光に当たると赤茶っぽくなる黒髪。(普段は帽子をしているのでわかりにくい)