「フュー、私の妻になってくれないか。私は生涯きみを愛すると誓う。きみしかいらない。フューのことを愛しているんだ」
事情があり結婚に消極的なフューレアは、社交シーズンの最中、大勢の人々の前でプロポーズをされた。
求婚をしてきたのは、国でも屈指の名門公爵家の嫡男、ギルフォード。
「きみは私の求婚を受けるしかないんだ」
「まずは婚約だけでも構わない。私にきみの隣にいる権利を与えてほしいんだ」
本当の名前を失くして、結婚もしないと誓ったフューレア。
彼女に惹かれ、愛し、すべてのものから彼女を守ると誓ったギルフォード。
ギルフォードの重たい愛情を一心に受けて、徐々にフューレアの心にも変化が……。
他サイトでも更新中