南の海から妖精が移り住んだと伝えられる、美しい国。
妖精は国を守り、人々に豊かな恵みと信頼なる友人とのかけがえのない出会いを与え、将来の繁栄を約束する。
この国で最も大きなお祭り、秋の収穫を感謝する豊穣祭では、そんな言い伝えにちなんだおまじないもあるとか。
でも祭りなんてのは、裏方や働き人にとっては、いつも以上に過酷な仕事。今年もぶつくさ、荷車引いて市場に出ていく男がいる。
さて、豊穣祭はこの男に、どんな災をもたらすのか?
舞台はシレア国。
こちらの長編ファンタジーのスピンオフですが、
全く単独のお話としてもどうぞ。
『時の迷い路』
https://maho.jp/works/15591670281201339912