150年前、ドラゴンと人の戦争により大地は荒廃。地上を毒霧が覆った。
人々は毒霧のない高地に逃れ、幾つかの町や村を築き上げたが、
文明は破壊され、皆がかつての技術を細々とつないで生きている。
そんな世界の中にあり、近隣の村から焼き討ちにあった廃村、ラヴァニ村。
そこにはまだ1人のヴィセという少年が暮らしていた。
ある日、ヴィセは不注意で村の祠を壊してしまい、祀られていた小さなドラゴンが封印から目覚めてしまった。
そのドラゴンと会話が出来た事で、ヴィセは自分の体にドラゴンの血が流れている事を知る。
ヴィセは記憶の中にある黒い鎧の男が何か知っていると睨み、
再度村を襲いに来た者から逃れ、
「浮遊大地ドラゴニア」を探したいドラゴンと共に村から旅立つ。
毒霧に覆われ荒廃した世界の中、途中のスラムで猫人族の少年バロンも加わった一行は、
次第にドラゴニアへと近づいていく……。
「ヴィセ……俺、殺さなかったよ」
数々の苦悩を引き連れながら、彼らがドラゴニアに到達した時、何が待っているのか。
どこか諦めたような主人公と、真っ直ぐなスラム出身の少年、
そして主人公のために人を襲わないドラゴンが繰り広げる、
王道ど真ん中のお話を丁寧に綴っていきますので、宜しくお願いします。
ファンタジー
- #異世界
- #切ない
- #ドラゴン
- #機械文明
- #旅
- #男主人公
- #ハイファンタジー
- #友情
- #冒険
- #復讐
- #相棒
- #猫耳獣人
- #スタートダッシュ2022