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加藤無理

作品の思想性

 作品に思想やメッセージを吹き込むなという人が時々いるけれど、私は吹き込んでも良いと思う。むしろ哲学の全く無い文学作品なんて存在してないだろうな。

 どちらかといえば右派や保守の人達が左派やリベラリストの作品を批判や非難している。思想を押し付けていてつまらない・くだらない・気持ち悪い。けれどもそれは相性の問題であって、絶対悪の作品なんてそうそう無いだろうよ。

 「あの作品は思想性が強いから文学ではない!」と、平気で言える人がいるけれど、思想や哲学や文学を甘く見てると思う。何を書いても思想性は出るものだよ。

 自己犠牲とか冒険とかファンタジーとか性描写とか、一見思想性が無いように見えて思想性が反映されているからね。

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