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裏 鬼十郎

うら おにじゅうろう

たまに変な小説を書きに来ます。

寝られない。

医者から処方された薬を独断で飲まなかったのが不味かった?
いや、一応飲まない許可はもらったけど。

今日は趣味アカで発達障害仲間と話したら、その人の親も割と酷くて、やはり発達障害があると親と軋轢を産むか、親が酷いからその素養のある人が発達障害に育つんだなと思った。

今話題の優生思想。

統合失調症、発達障害を併発している私には、他人事じゃない。

生まれつき生まれて来なければよかったと思う境遇にある気持ちが理解できる人は、この記事の読者の中にどのくらいいるのだろう。

それでも、まだ死にたくはないし、同じ境遇の人に生きて欲しい。



2023.4/2 母と病気

二十代前半の僕はこれ以上狂うなんて想像もできなくて 
それがこんな形でなんて

今まではよほど 健康だった 多分
何を見ても自分の殻に閉じこもれてしまうなんて
想像もしていなかった

他人の心に入り込んだ気になって 
ただ陶酔していた
他人の言葉を食べて
経験した気になっていた

ほんとうの胸の苦しみを覚えたのは
あの一度きり
わたしが離れたことで
母は酷く痩せてしまって
帰ってきた僕は
ベッドで突き上げる叫びを抑えられなかった
僕にとって ただ離れただけなのに
母は 色々な心配をしてくれていて
それがなんだか切なくて
耐えられなかった。

その時以来 また痛みを感じていない
いつまで経っても子供のままで
それでも無償の愛を注ぐ あなた

どうして見限ってくれないのだ
どうして突き放してくれないのだ
そうすれば私はもう 大人になれるのに
どうして
どうして

優しさも時には毒になりうると
教えてくれたのがあなたで
いつでも帰れる家があると
大人の僕に思い込ませてくれるのがあなたで

それはまるで悪い魔法なのに
ひょっとしたら僕の病の根幹なのに
惹かれて止まないのは何故

愛とは呪いかも知れない
僕は 
自分の世界に引き篭もって誰とも会わなくても
あなたがいれば平気なのだから

2023.4/6
この詩は、最初は私の精神病がテーマで、母というテーマは三日後くらいにやってきました。
母のことを書いたら涙が止まらなくて。
愛しているのに怖くて、憎いような言葉しか書けないのです。


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