両親と年子の妹と暮らす中学生、神内勇助(かみうちゆうすけ)は家族のためになりたいと思っていた。特に年頃の兄妹とは思えないほどに仲の良い妹、麻莉(まり)を大切にしていた。
そんな夏休みのある日人のものとは思えない白い髪をした少女、ミカと出会う。ミカは自分が勇助の本当に妹だと言い、さらに神に近しき生物、神人であると告げた。そのミカの話によると、神人を消して神に近い存在になろうとする魔神と長年戦争していたが、新たな魔神の王、魔王の登場によって神人の多くが殺された。そしてその魔王が連れ去ったのが当時赤ん坊だった勇助だった。
その魔王が再び神人を襲い、勇助の存在を知らされ、ミカが助けを求めにやってきた。何でもその魔王が言うには、勇助の力は最強であるとのことで、魔王に対抗するには勇助が必要だった。ミカは勇助の力が覚醒するまでは守ることを宣言し、二人を狙ってきた魔神と戦い、勇助のもう一人の妹である麻莉とも親交を深めていく。
勇助はそんな二人の妹のために戦うことを決意する。
これは、妹を想う兄と、兄を想う妹の物語。