ペンネームって難しい。
なんかそれっぽく格好良いものとか、お洒落な名前がいいなぁなんて思ったり、はたまた明治・大正期の文豪みたいな強そうな?純!日本!って感じのも良い。
正直、高校卒業後に書くことをやめていた小説にまた手を出したのは、現実逃避以外の何ものでもない。
仕事ができなくて鬱々として、別世界に逃げてしまえ!なんて不純な動機。
そんな動機だったものだから、ペンネームに対する思い入れもふわふわのふわ。
たんぽぽの綿毛くらい軽くて、小説を書く前にペンネームが決まらないから書き始められないとかいう本末転倒っぷり。
いよいよ仕事がしんどくて、本格的に現実逃避するぞ〜となってからはそれなりに真面目に?考え始めた。
今回は、「猫」を苗字にしたかったので、そこを固定にしてあとは勢いでなんとかする作戦にでた。
あらゆる動物の中で猫が好き、ということはもちろんだし、苗字に動物が入ってるのってなんだか憧れる。
そんなこんなで、猫、苗字みたいなふざけた検索を活用して、見つけたのが「猫屋敷」。だった気がする。
画数が多ければ多いほど、格好よく見える病にかかっているので、苗字はよしとした。
次に下の名前だが、なんとなく苗字だけでは硬い気がしたので、平仮名かカタカナでバランスが取れたらなーなんて思っていた。
全くといっていいほど案が浮かばず、唸っていた時にパッと頭に思いついたのが外郎。
和菓子の。外郎。
私の地元では外郎が有名で、小さい頃からCMソングを聞いて育った英才教育仕様。
今は1人暮らしで地元を出ているし、特別外郎が好きなわけでもないのに、頭に浮かぶのは外郎のCMソングのみ。
外郎に頭を支配されたので、特に思い入れもないが外郎から名前を拝借することにした。
命名当初は、外郎に頭を支配されて他に何も浮かばなかった、、、と思っていたが、存外可愛らしくて気に入っている。