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君が残した夏にとらわれたまま。
空蝉の君へ
高校二年生の夏。同級生に告白された。地味で大人しいけれど、春の陽気のように柔らかく笑う人だった。 林檎のように色づいた顔に黒髪が張り付いて思春期真っ只中だった自分は、はっきりとした言葉も伝えられず、曖昧なまま。 どこからともなく告白の噂が校内を駆け巡り、木々が赤く色づく頃には彼女の姿を校内で見ることはできなくなった。転校したらしい。 高校を卒業して数年たった今でもあの夏の日が、あの子が忘れられずにいる。 もしもまた会えたのなら。会えたのなら?
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#切ない
#純愛
#大人
#高校生
完結 5ページ
16,228字