118 天才ってすごい
こんにちは。
やっちまった。やっぱり作り立てのパターンにミスがありました……。こういう事があるから、絶対に一度はサンプルを作らないといけないんですよ……。
でも幸い生地を新たに裁断して、そこだけ付け替える事でどうにかなるところで良かったです。ほんと、セーフ中のセーフでした。ただ、二時間も作り直しに費やしてしまいましたが。
……でも本当にまだ生地がある部分でよかった。もし生地を購入するところからだと、ゴールデンウイークの人混みの中、生地を買いに行かないといけないところでした。
さて今日、以前に話題にあげていた漫画のビッグタイトルが最終回を迎えました。
太っ腹にも今日まで最新話を含む全話無料公開をしてくれていたので、私も漏れず、その無料公開で最新話である最終回を読みました。
一応コミックスはずっと購入しているので、コミックスになっている部分はちゃんとお金を払って読んでいるし、最終巻ので買うつもりでいますが。
最終話の一つ前のお話で、一体どうやって終わらせるんだ?という事が話題になっていましたが、やっと私もその意味がわかったというか。
最終話が公開されてから、それ以前のお話を読もうと思っていたので読んでいなかったのです。
作者はコミックスの発売に合わせて加筆をすると言っているのだけど、あそこはそのままだろうなぁ……多分。
クライマックスの戦いが最終話の一話前がカットアウトされていて、最終話は後日談になっていたのです。まぁ区切りはついているので、お話的には問題ないと思いますが。
こまごまとあれもかれも書くよりも、こういう方が良い時もあって、私も細かく書きすぎてスピード感が無くなってしまっているなぁ……と反省する事もあったり。
いや、そこをどうこう思ったわけではないのです。
最後の大団円というサブタイトルにぴったりの終わり方で、さわやかな感動がありました。何とていうか……丁度いいんです。
主人公とヒロインが唯一無二の相棒という関係のまま北の大地に戻り、他も繋がっていてほしいと思う人たちが縁を切ることなく繋がっている。
物語を書く時に、読者を裏切る事も大切で、読者が望む方向に落ち着かせるのも大切で。そして望む事を過剰にし過ぎてはいけない。
よくオタク界隈で推しのカップルに「付き合っちゃえ」とか「結婚しろ」と特有の野次を飛ばす事がありますが、どんなにそのペアが推しであったとしても、その未来を望んでいたとしても、そうなったら冷めてしまう層が一定数いる。
なんでもそうだけど、ゴールが面白いわけでは無くて、のらりくらりでもスリリングでもゴールにたどり着くまでの過程がドラマであり、面白いのであって、ゴールはドラマじゃない。
その辺りが、やっぱり売れっ子作家さんはよくわかっているんだなぁ~と。だからまだ物語は読者の中で続くのです。
ほんと、物語を作る事ってバランス感覚なんだなぁって実感します。
そういえば、主人公は物語を通して成長するのが基本だと思うのですが……この物語主人公は最初から出来上がっているので、成長は殆どしません。銀の侍の、あのお話もそうなんだけど……ドラマにも映画にもアニメにもなった信長と入れ替わったお話もそうなんだけど……難しいこのタイプの主人公でヒットさせる作者は、そもそもセンスが天才なんだうなぁと。
いつもコミックスを読み終わった時、感想が「天才ってすごい」です。
……前にも書いたかもしれないけれど、私は基本作者萌えなんですよねぇ~
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