香我美一族。
それは戦乱の世、龍の血を引く人間と畏怖される存在だった。
生まれ持った身体能力や妖力を生かして世間の揉め事を解決し、血に塗れて人々を救う。始末屋は国の便利屋として重宝されていた。
"十代目龍の娘"である蓮は、双子の姉の蘭、家臣の銀、武蔵とともに始末屋として旅をしていた。妖怪の残り香である"亡霊"を始末し、人々を助ける日々。
様々な事件を解決する彼らは、ついに一族の呪いを解く手掛かりを掴んで……
なぜ龍の血を受け継いだのか。なぜ生きねばならないのか。
これは”龍の娘”と謳われた蓮の、乱世を生き抜く戦国奇譚。
【 登場人物 】
蓮 : 妖刀"龍の牙"の使い手であり、十代目龍の娘。訳あって男として育てられた。
蘭 : 蓮の双子の姉。一族最強の妖力を有する17歳。
銀 : 香我美家家臣、蓮の従者。19歳の陰陽師。
武蔵 : 香我美家家臣、蘭の従者。15歳の結界師見習い。
義秀 : 蓮と蘭の父。九代目香我美家当主。
景時 : 蓮を育てた29歳の若き天童家当主。
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