「遠くから推しを見ていたい系」オタクの杏樹は、推し小説の世界に転生し、生前の望み通り"壁"になってしまう。しかし実は、ただの壁でなくダンジョンコアだった。
そうと知った杏樹は、欲望まみれのダンジョンを造り始める。
全ては冒険者となる”推し”の尊い姿を間近で拝むため。
惜しまぬ努力で最強ダンジョンとなっていくが、そこになぜかボスキャラが住み着くと言い出したり、推しにうっかり見初められてしまったり、他のダンジョンからも戦争を仕掛けられたりと、ややこしい話になってきて――。
ただ推しを見守りたかっただけなのに、なぜこうなった。
壁になりたいオタクによる無自覚系逆ハーストーリー。
ファンタジー
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