雄平はその子猫に「ユキ」と名付け、飼うことに決めた。
それから数年の月日が流れ、雄平は高校を卒業し社会人となった。
実家から仕事の都合で一人暮らしを始め、今は飼い猫のユキとともに暮らしている。
そんな雄平の悩みの種は、大切に育ててきたユキがいまだに懐いてくれないことだ。
雄平がユキに触ろうとすると、引っ掻かれてしまう。
しかし、ユキは飼い主である雄平のことが大好き過ぎて、素直になれずに引っ掻いてしまう。
素直になれない自分が嫌いで、白猫のユキは「ご主人様と話せるようになりたいな」と願いつつ、一眠りすると、なぜか小学生くらいの猫耳美少女になっていた。
これは主人と飼い猫の少し不思議な物語。