(あらすじ)
ある日、幼なじみの春野一花とともに、黒瀬影人は、神ノ木山に来ていた。山には、人々が、影にさらわれて姿を消してしまう『影隠し』の言い伝えがあった。黒瀬が春野に想いを告げようとした時。突如、花吹雪が激しく吹き荒れて、彼女が姿を消してしまう。あまりに唐突な出来事に戸惑っていると、影隠師の紅園朱音に話しかけられ、黒瀬は影の化け物《ダーカー》の存在に気付かされる。姿を現したダーカーは二人に襲い掛かる。紅園は《影力》と呼ばれる影を操る力を使用し、ダーカーと対峙する。攻撃をかわし、ダーカーに強烈な攻撃を与えるが、紅園は身動きを封じられる。彼女の命を奪われそうになっているのを見て、黒瀬は勇気を振り絞り、紅園を救い出そうとするも、ダーカーの反撃を受けてしまう。黒瀬は意識が朦朧とする中、何者かの声を聞き、身体の奥底に眠っていた力に目覚める。その力を使い、黒瀬はダーカーのコアを破壊し、紅園を救い出す。春野が影の世界に連れて行かれたことを知った黒瀬は、紅園とともに春野を救い出すために影の世界に行くことを決意するのだった。
(登場人物)
黒瀬影人(くろせかげと)
→高校生の主人公。落ち着いていて、やるときにはやる性格。諦めない信念がある。謎の声の主によって影の力を目覚めさせられる。影の世界デスペルに連れていかれた春野一花を救い出そうとする。春野一花に好意を抱いている。
春野一花(はるのいちか)
→黒瀬影人の幼なじみ。普段は優しくて、明るいが、怒らせると怖い。影の世界に連れていかれ、黒瀬影人が助けに来てくれることを願う。
ダーカー
→影の世界デスペルから来た影の化け物。身体を変幻自在に変えることができる。人型のものや獣型のものなど様々な姿のダーカーが存在する。コアを破壊することでしか倒すことができない。人々の魂を吸収すると、力が上昇することがある。
影隠師(かげかくし)
→影を操る力(影力)を使い、ダーカーから人々を救うために結成された組織。影の世界にいくつかの拠点が存在している。
紅園朱音(べにそのあかね)
→強気ながら、優しいところがある。黒瀬が初めて会った影隠師。幼い時、友だちと遊んでいるところをダーカーにさらわれた。友達を失い、影隠師になる。影で鎌を作り出し戦う。
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