シズクが目を覚ましたとき、耳から聞こえたのは友達の断末魔だった。
意識が戻り、ゆっくりと目を開けると、ひんやりとした地面の感覚と、身動きのできない束縛感がシズクを襲った。
友達は、目の前で複数人の男たちに囲われ、リンチを受けていた。
シズクは友達の名前を必死に叫ぼうとするが、口を塞がれ、暴行を受ける。
昔から本を読むことが好きで、今まで度胸も無かった主人公は、仲間の力を借りて、シズクを助け出す。
仲間もいなかった頃に彼女と共に書き綴った小説を見て、主人公は回想する。
主人公は決意を新たに、この世界から悲劇を無くし、消えた彼女を探し出すことを再び誓う。