読んでくださってありがとうございます。二度目の挨拶の内訳話
いまだに二度目の挨拶を読んでくださる方がいらっしゃって、本当にありがとうございます。
ちなみに、二度目の挨拶の現代パートのおまけ話が「二度目の恋」です。「花の香り」は過去パートのスピンオフ話です。
よければ、そちらも軽い気持ちでお楽しみください。
二度目の挨拶はもともと転生物が大好きな私がチャレンジしたかったお話なんですけど、(まぁ、転生はしてませんが、いや、してるのか?)現代パートと過去パートを交互に書こっかなぁと気軽に考えて、死にそうになっていました。読む方も「は? なんじゃこりゃ?」ってならないかな? とは思いましたけど。
私はプロットとか作らずに、最後まで話も決まらないままお話しを書くスタイルなので、今回は本当にもう現代パートの進み具合と過去パートの進み具合の兼ね合いが本当に難しかったです。最後はうまく一気に終わる方向に行けたらいいなぁ、という希望だけを胸に抱えて、書きました。(少しの希望とたくさんの不安しかなかった)
しかも歴史に疎い人間ですから一から近代史の勉強をし直し、ニ・二六事件やら平塚雷鳥(大して本編に出てこない歴史まで)、大正乙女の髪型やら、関東大震災の規模…。ほぼYouTubeですけど。ありがたやー。
史実に基づくことを書いたのは結局、関東大震災だけでしたが、それでも当時の雰囲気を知りたくて、色々本当に色々調べました。(くどいようですがyoutubeで)昔の新聞で時間旅行というチャンネルは私に一番当時の空気感を教えてくれて、本当にありがたかったです。
当時の空気感を少し時でも感じることができたら…嬉しく思います。
そして過去パートが意外と私は好きで、正雄とハナの恋愛模様と、当時の制約なんかもあって、割とその辺は描きたくて仕方なかった…というところがあって、実は現代パートはなんていうか、その穴を埋める程度のお話をつらつらと長く引っ張って、できるだけ、未嗣と夕雨が付き合うのを引き延ばせるように…というだけに書いてて、正直、つまらん…、これ読んでる人は楽しいのか? とまで思いながら、(しかしあまりにも書いててつまらんものは読み返したくなくて)書いてました。
今、現代パートだけ読んだら、それはそれで悪くないんじゃないか、と思えたのでよかったです。
おかげさまでうまく話がまとまって、よかったなぁ…と思いました。いい作品ができなぁ…と自画自賛しておりました。何より私が書いてて楽しかったですし。あぁ、次はあれを書こう、これを書こうと思える作品でした。関東大震災の話はもっと盛り上げたかったんですが、いかんせん、私が淡々とした描写の人間なので、淡々としていた気がします。残念。
でもこうしていまだに読んでくださる方がいらして、そういう作品を書けたことが今年のよかったことかな、と思っています。
ちなみに私は正雄派なんですが、私のリア友は清派でした。え? そうなの?
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