【旧作】書き直し前のやつなので、一話で載せちゃいます。
神崎心は、クラスメイトで仲の良い男子、赤崎悟の事を好きな他のクラスの戸倉美優に交際への協力を頼まれる。
しかし、協力をしているうちに心は自分が気づいていなかった赤崎への恋心を自覚する。
だが引き受けてしまった橋渡しは、今さら断れない。
ましてや、この状況で赤崎に告白などできるはずもない。
協力を頼まれてから一月後。
朝からもやもやとした気分で登校した心は、親友の香菜に「虫の知らせ」ではないかと冗談めかして言われた事を気にしていた。
すると美優が心のクラスに訪れ、心は虫の知らせはこれだったんだ、と根拠もなく確信する。
今日赤崎君に告白したい、と美優に切り出された心は、赤崎に「放課後、屋上に行ってほしい」と告げたのだった。