今回は崖崩れに遭遇した怪我人の治療に奔走します。
近頃、現実でも他人事では無い災害。
私の家の近くにも大きな川があって、毎年洪水の危険に晒されています。
スマホの緊急警報はトラウマと化し、河川情報のサイトを巡回するのは本当に気疲れします。
そんな状況の中、セトアも奮闘します。
セトアはツェティに医術を学び、治癒晶術も使えるので手当てに回る事に。
そんな時思うのは自称聖女のキリカの事。
嫌われる傾向にある来訪者ですが、献身的になれれば受け入れてもらえるのに、そう思うと複雑です。
この作品のテーマは一途、そして他者への思いやり。
来訪者は舞台の星オルドより文明の発達した国から送られてきた異端者です。
基本、現地人を見下しています。
それが平気で他者を傷付ける行為に繋がり嫌われる。
セトアはその辺りがちゃんと分かっていますからね。
セトア自身が虐げられてきた過去があり、人に優しくできる子です。
だからこそベルは惹かれたんでしょう。
今年も梅雨が迫っています。
どうか大きな災害がありませんように……。