裕翔は菜穂に出会い
恋に落ちるまでというのはとても自然なもので
説明を求められてしまうと
言葉一つにおさまらないほどに
心は彼女のものとなっていた
菜穂にとっては
裕翔の気持ち(他の誰かが自分に恋している)と、いうこと自体が初めての経験で
彼の真っすぐな気持ちが
半信半疑
という言葉のまま
自分の気持ちは後回しにして
受け身そのものの二人の恋が始まっていった
そんな二人を量るように
心晴が現れる
青いがゆえに爽やかな
そして、儚い切ないもどかしい
恋模様のおはなし
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