いつもの糧食でお茶会を
【いつもの糧食でお茶会を】
十一月六日、月曜日。レルミナ錠を服薬して、末の弟のお誕生日ケーキのベラベッカ・アルザシオンとりんごとアプリコットと紅葉のラトナピュラにミヒェルゼンのシナモン・キャンディスにダルメインのアップル&ブランデーマーマレードをひとさじ加えてティー・ウィズ・ミルクのパラガス流アーリーモーニングティー・セレモニーを楽しみました。
ベラベッカはやはり冷凍したままスライスしていただいた方が美味しいですねっ♪
そして日課の時間になりまして、カレーはジャワでスラバヤ沖キャンペーン上級も見事成し遂げまして、子宮筋腫のおくすりの副作用もあいまって息切れがひどいので最低限の五件のみクリアで日課を完了しました。
尿カテついていて投薬治療でこの息切れだと、投薬治療中は確かに尿カテ外したらダメですねとてんつく病院の泌尿器科医の言っていた意味合いが理解できたレルミナ錠の副作用なのでした。
そしてパラガス先生のおくすりを飲んで、しばし疲弊しきった身体を休めて、しっかり療養に励むのでした。何気に体力を使うのでとても疲れます。でも治さないといけません。
しかし意外も意外とはまさにこのことで、三年ほど前でしたでしょうか?ここ三年ほどでたまたま救急で尿カテつけられたり、検査結果が子宮筋腫で投薬治療しないといけないという意外すぎる検査結果が出て、人生はわからないものだなぁ。少なくとも救急で運ばれたから、投薬治療で治る段階で助かったのだと気づいたからです。てんつく病院とは不思議なものです。またラバンディン市民病院も……とベラベッカ・アルザシオンをアップルシナモンチャイのロシアンティーでいただきながらふと思う弟のお誕生日でした。
これがアンディ兄貴のお誕生日から体調が急変してながらくよくわからなかった、わたしの謎の病の正体……それは子宮筋腫でした。
でもこれが癌に進行してゆくそうで、まだ投薬治療から治る見込みのある子宮筋腫の段階で必要な医療が受けられたのは、救急と産婦人科と泌尿器科の揃ったてんつく病院だったから近くから通えて、幼なじみのおかあさまが婦長をしている病院なのが本当に幸いでした。
秋雨降りしきる中、ホワイトクリスマスとローズ・ド・メとカミーユの鉢が床ペロしていたので、わたしはそれらをきちんと起こして置いて、朝の灌水作業などを済ませて、今日は鼻腔内やのどの粘膜も水分がカラカラでのどはタンも絡む感じでやたら水分が足らない感じでしたので、ミヒェルゼンのシナモン・キャンディスをたっぷり添えたグリューワインティーをいただいて、ベラベッカ・アルザシオンと一緒にフードペアリングいたしました。
深みのある味わいが、今のわたしの心模様を穏やかな海のようにいざなってくれて、わたしはしばし風邪のような症状がありましたので、パラガス先生が処方してくださった風邪のおくすりを服薬して、しっかり療養生活に励むのでした。
ミヒェルゼンのシナモン・キャンディスが呼吸器に穏やかに作用して、わたしの呼吸器の不調をいたわってくれるのでした。
そしてパラガス先生が処方してくださった点鼻薬とトローチを服薬して、耳鼻咽喉科のおくすりを受け取り、しっかり治療するのでした。
わたしは時折はげしく降りしきる窓辺からの景色を眺めながら、パラガス先生が処方してくださった点鼻薬を取り出して、開封するフィルムをはがして点鼻薬を使い、トローチを一錠取り出して、トローチを舐めながら少し末の弟のお誕生日を家族水入らずで祝って、和やかな家庭の情景をおじいさまの窓辺からの景色に重ねて、あたたかな家庭の小さなしあわせを感じております。
何気ない……それはとてもささやかな普通のしあわせであり、そういったしあわせが何よりのしあわせですねとわたしは思うのでした。
それが家庭円満の秘訣であり、子供はかすがいなのですから。
狐の嫁入りのようにやわらかな朝陽が煌めく頃には、パラガス先生が処方してくださった点鼻薬とトローチが速やかに効いてきて、鼻腔内の粘膜やのどの気道周辺の不調が緩和されてゆく……おくすりと狐の嫁入りのようにやわらかな朝陽がふしぎな朝の本日のパラガス流モーニングなのでした。
植物のカーテンがそよ風と朝陽にゆれて美しい木洩れ日をつくり、小鳥たちが朝の挨拶をする……それはとても素敵な朝の景色です。
わたしは病床から木洩れ日のもたらす美しい景色をほほえましく眺めながら、トローチを舐めて、しばししっかりと療養して、家族というあたたかなしあわせについて、少し考えております。
やがてトローチが口腔内で溶けきる頃には、わたしはガレット・デ・ロワの王冠のそばに置いていた不織布のマスクを手にとって、それを身につけると、ベッドでしっかり休養して、体力を温存することにつとめました。
点鼻薬とトローチで気道周辺を塞いでいる息苦しさが消えて、とても呼吸器が楽になり、とても安堵すると、おかあさまがらんらんちに調理したお蕎麦とりんごとアプリコットと紅葉のラトナピュラをいただきながら、窓辺の鉢植えと秋雨に風雨の強さを感じながら、末の弟のお誕生日のお天気はすこしふしぎです。今日は窓辺の薔薇の鉢植えは強風でよく傾いてしまうので、明日の朝の灌水作業の時にでもまた起こして置いて、そして薔薇の鉢植えなどにお水をあげようかな……などなどと天候にまつわるふしぎな末の弟のお誕生日のブランチタイムでした。
明日はフレンチトーストを調理するのか、台所で溶き卵の味付けを下ごしらえするおかあさまの安心感はとても強く、わたしはクレイマー・クレイマーのあのクラッシック音楽……モーツァルトの作品からモーツァルト・ブルーローズマリーの美しい花を愛でるように、しばしサン・ニコラの日の前日に没したモーツァルトという作曲家の人生を彷彿とさせますねと感じ取るのでした。
やがてグノーののばらが正午を告げて、わたしは植物との関わりを改めて敬意をもって想い……そして空想的に美しく描き、梛ちゃんのくれた画材でスケッチブックに柔らかで優しく穏やかな色調で塗り込むカミーユ速水きゅんの絵面を思うのでした。
それはとても子供心に優しい……穏やかな海の守護聖人サン・ニコラと船乗りの梛の葉のような関係なのかもしれませんね。
穏やかな海を航行する船舶のマストにしばしターナーのような絵画をこのモンマルトル通りでインスピレーションの洪水のような芸術的なメッセージを感じながら、美しい絵画を脳裏に描いてゆくのでした。
芸術の秋にふさわしい一枚の絵画のようにキャンバスに自在に描いてゆく……その心景色はとても温かみのある心が安まる穏やかなわたしの情景でした。
そしてわたしは食後しばらくしてのどの気道の方に違和感を感じ始めてから、パラガス先生が処方してくださったトローチをまた一錠取り出して口に含み、ガレット・デ・ロワの王冠の傍らに置いていた不織布のマスクを手にとって装着すると、トローチがよく作用するかなと思い、わたしはベッドで仰向けの姿勢で今の自分が楽なようにと、しばしトローチの薬理効果が最大限に活かされるのではないかと……ふとそんな言葉がふっとわたしの想いをうまく感じ取るように脳裏をよぎるのでした。
おゆうごはんの麻婆茄子丼にお味噌汁に柿に御抹茶入りの栗の煎茶といただいて、パラガス先生のおくすりを飲んでまもなく、ウンチィがブリュッセルしたのと生理が来たので生理が終わるまでは、レルミナ錠の服薬を休止して、幼なじみとメッセージのやりとりをして、ぐっすりと就寝時間にあてるのでした。
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