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Camille Hayami@CÉLINA / Edelweiss of Window art

まどべのエーデルワイス / かみーゆ・はやみ(せりな別名義)@おトクなキャンペーン(おトク作戦)

I sometimes paint pictures for pleasure.
My hobby is planting trees and growing flowers in my garden.
I'm fond of taking pictures and I have a camera of my own.

https://potofu.me/leontopodium

エピファニー

一月六日、土曜日。
【テロップ☆コマーシャル☆モテかわ!】
今日はエピファニー。モテちゃんと草加鎧さんは煌めく六等星亭に来ていた。
そしてガレット・デ・ロワを一箱頼んだのは良かったのだが、お会計時、三千円になります。税抜き?
三千三百円は五百円……ワンコインほど値上げかぁ……まあ仕方がないね。
草加少佐は封筒の中から三千円とお財布から三百円を取り出して、サン・ニコラ学園でバナナジュースをカートから取り出して、みんなでエピファニーのガレット・デ・ロワでブランチをしました。
さあさ……みんなお食べ。
冬休みキッズやモテちゃんたちがガレット・デ・ロワとバナナジュースを頬張る姿を椅子に腰掛けて眺めていると、用務員のファーザークリスマスがカレーうどんを調理して振る舞ってくれました。
それをホワイトユールの緑茶といただいて、ブランチを楽しむエピファニーはちょっとした労働のよろこびかなと草加少佐とファーザークリスマスは思いました。
そしてサン・ニコラ学園の窓辺や教室練の玄関や校庭でガーデニングを楽しんだりして、週末の花束をアレンジメントすると、教室の机にブーケを飾り付けては、十二夜そしてもうエピファニーなのだなと思いを馳せる草加少佐でした。
***
カミーユ速水きゅんの元に一通のお手紙が届けられたのもエピファニーで、それはファたそが預かっていたから階段に置かれていた。
わたしはその封筒を受け取ると、封を切って、中身を確認したら、冬コミ新刊とお手紙が同封されていた。差出人はシーブックで、手紙にはシーブックがホワイトユールを正常に起動できたけど、カミーユの機体があると書かれていて、メモリーユールという名前の機体らしい。
元気になったら二人でホワイトユールとメモリーユールを動かして遊ぼうと結びの言葉が書かれて、追伸欄にシーブックが描いたカミーユ速水きゅんの表紙の冬コミ新刊を発行したので同封しますとクリスマス・ラッピングされた書籍を改めて確認した。
カミーユはそこでハッと我に返り、シーブックの新刊のページをパラパラとめくった。
それはクリスマス・ブックスの類で、色彩豊かな温かみのあるクリスマスイラストや十二夜、エピファニー、そしてキャンドルマスについて描かれたいかにもシーブックらしい優しげな新刊で、表紙はカミーユで描きおろしたと書いてあったので、ゆっくり眺めたらとても不思議な温かみを感じた。
シーブックらしい優しげなカミーユの表紙はとても綺麗で、お友達というものはやはりかけがえのない財産だなぁと思うのと共に……なぜか涙がこぼれた。最近やたら涙もろくなった気がする。
ページをめくったら一枚のウィンターグリーティングのポストカードが挟まっていて、シーブックが手描きで描いて、コピックで彩色された一枚の生原稿だった。
それにはカミーユが花束を持っていて、花材がクリスマスとかちょうど今頃のお花のブーケのように思われる。
ポインセチアや薔薇にカーネーションに受胎告知のアルストロメリアやコニファー……他にも綺麗にアレンジメントされたブーケをカミーユが手に持っていて、カミーユの表情はとても穏やかで優しい印象を受けるとても綺麗なウィンターグリーティングのアナログカラーイラストだった。
わたしはそれがとても嬉しくて、ガラス細工のフレームに飾って、机に置いた。
エピファニーアの贈り物だと直感的に感じて、わたしはとても嬉しくなり、改めてシーブックはとても素敵なお友達だと気づかされた。
こういうお友達はなかなかいない。そしてシーブックの新刊をベッドサイドに置いて、聖母子像にお祈りをして、英語の聖書を枕元に置いて、しばらくシエスタをしました。
今日は栗ごはんにグリューワインティーとホワイトユールの緑茶といただいて、まだ満腹感がある感じです。
軽くお茶菓子とお茶をいただく程度でおゆうごはんまで大丈夫そうかなと思ってお昼ご飯は抜いて、おやつだけ三時に食べる程度でちょうどいいかも。
お茶券も持っていてガレット・デ・ロワを食べに行こうかなとも思ったけど、ちょっと食が疲労感からなのか細い感じでケーキを食べにいけるほどの元気はないかな……。
何よりも足腰がとても弱っていてうまく立ち上がって歩くこともできないからなぁ……。
わたしはサンタ・ハイドロフォンでシーブックにお礼のメールを入れると、ギアハンガーに格納されたメモリーユールの機体の写真が添付されてきて、これがカミーユ機のメモリーユールらしい。
わたしとシーブックはいつもみたいに仲良くメールのやりとりをしながら、エピファニーの午後はとても穏やかに過ぎていきました。
三時のお茶席にお呼ばれして、本日のパラガス流ティーセレモニーは伊勢志摩の真珠のホワイトチョコレートのお茶菓子とT五さんの抹茶の和三盆とホワイトユールの緑茶とジャスミンティーといただいて、ああこれもまた濃厚な口どけとシャリシャリ感がたまらなくお口の中でいちゃきなラングドシャを思い出すような素敵なこの季節のお茶席でございました。緑茶とジャスミンティーのすっきりとした爽やかなのどごしが清々しい晴れやかなお天気の空とお日さまの元でお抹茶を楽しむ純和風のお茶席のようでこれまた良き!
そんなパラガス流ティーセレモニーでした。
おゆうごはんは焼き肉に栗ごはんに切り干しだいこんの煮物にみかんにジャスミンティーといただいて、泌尿器科とレルミナとパラガス先生のおくすりを飲んで、暮れなずむ窓辺からの景色を眺めては、今日はとても素敵なエピファニーでした。わたしはゆめまどろむように心地よい眠りにいざなわれるかのようにゆめ世界へと旅立つのでした。おやすみなさい。

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