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ヨシナガ

更新不定期です.

ex. こんな気分でヨシナガの小説を読もう

【ラブコメを読みたいときに!】
▷▷▷屁理屈に戯れ
 ヨシナガの代名詞作品なのかな、と思っております。
元カレの記憶に囚われているひねくれ女子×恋なんてどうせしょうもないだろとおもっているクズ男子の攻防戦(?)となっております。あいつのことは初めて見たときから嫌いだった。それなのにどうして、アイツのことばかり考えてしまうんだろう。売り言葉に買い言葉な二人が、少し見せる知らない表情に困惑しながら、素直になっていくお話です。短編連載なので、はじめの一話が時系列で言うと一番最新の二人となっているお話です。
短編で書いたものだったのですが、想像以上にお声をいただいて、一番たくさんの方に見守られながら完結できたおはなしだと思っています。
素直になれない人や、ひねくれが好きな人、クズが好きな人、昔付き合ったアイツのことがまだ忘れられない人、などなど、たくさんの人に読んでいただけると嬉しいです◎

【都合のいい存在・切ない・三角関係を読みたいとき!】
▷▷▷きみが嫌いな夜に誘う
 長編の切ないはこれです、書いている私自身終始しんどかったです。
中学の頃好きだった男の子は、あのころの面影もなくすっかり変わってしまっていた。彼のこころのなかには忘れられない女の子がいる。「それでもいいから、きみのそばにいたい」都合のいい女になり果てた女の子が、彼のこころの隙間に入り込んでいく、切ない三角関係のおはなし。主人公の不器用で素直じゃないところは作者の子のみですが、当て馬ボーイがなによりも切なさを引き立てているので、当て馬好きには必見(?)です。
まっすぐな気持ちを持っているヒロイン、それに振り回されつつ本当は悪い奴なんかじゃないヒーロー、そんなふたりのことを一番大切に想ってくれる当て馬兼親友のおはなしです。幸せばかりじゃないリアルが読みたい人はこちらに手を出してみてはいかがでしょうか◎

【恋の終わりを読むなら】
①梅雨に読むなら
▷▷▷6月
 らんどではじめて掲載した短編です。高校生カップルの切ないお別れのおはなし。
6月になったら絶対に思い出す、あの頃好きだったきみとの思い出。二人が出会った頃から別れる最後までを、短編にギュッと詰め込んだものとなっております。恋が終わるきっかけは人それぞれですが、どうしようもない終わりもあるのだと読んでくれた方に伝わればうれしいです◎

②夏に読むなら
▷▷▷哀 夏 に、
 ヨシナガのおはなしのなかで、わたしが一番書いててつらかったのはこのすれ違いだと思っています。
時が経つにつれて起こるすれ違いは、気づいたときにはもう遅くて、それに気づかないふりをするのが男子、それに耐え切れなくなるのが女子、なのだと思います。甘えていた、逃げていたかった。最後まで重ならなかった二人の気持ちが夏の夜に溶けていくような、じんわりと苦しめられるおはなしになっているかな、と思っております◎

③強がりな失恋を読むなら
▷▷▷首元にナイフを突き立てろ
 最低なことをした彼を許さないことが最後の愛なのだと、それが伝わってくれればいいなと思って書いたお話です。彼の隣にいることがわたしのあたりまえだった、それを手放すなんて思ってもいなかったのに、わたしはもう、振り向かなくたって生きていけると、最後まで強がって彼を「許せなかった」彼女の恋の終わりのおはなしとなっております。

▷▷▷ミッドナイト・イリュージョン
 上記のおはなしの続き、男の子サイドで繰り広げられる「真夜中の幻想」。もう自分の元には戻ってこない、手放したことをずっと引きずっている男の子が見た夢のおはなし。続けて読むと、こころがよりしんどくなります。それから、彼のこれからを背中たたいて応援してやりたくなるでしょう◎

【年下男子とのドキドキを読みたいとき!】
▷▷▷この度の過ちにつきまして
 とにかく年下男子が頑張っているところを見たい人必見です。
失恋してアルコールを浴びるに浴びまくった夜、高校からずっと一緒の仲良しのコーハイと一夜の過ちを犯してしまったヒロイン。覚えていないふりは通用しない、試すようなコーハイの誘いにまんまと引っかかってしまう主人公と、どうにかしてでも自分のものにしたいコーハイの攻防戦(?)です。
初めて本気で書いた年下なのですが、恥ずかしすぎて読み返せず、なのにずるずると番外編をかいていたりしました。年下しか勝たん!の同志のひとは、ぜひ読んでみてください◎

【年下男子をサクッと読みたいとき!】
▷▷▷バッドエンド・ラブストーリー
 ぶっきらぼう無表情年下男子を好きになったヒロインが、ぐいぐいと攻めまくるおはなし。ヒロインが恋する後輩男子は、ヒロインの親友にずっと報われない片想いをしているのです。学園ラブ×図書委員という王道の設定ですが、切なめ要素多めの、番外編で甘さを補えるお話となっております。読み終えたころには「無理、年下尊い」となるでしょう。

▷▷▷嗚呼、はるかぜ
 唯一の年下男子が主人公のおはなし。あたたかくなった、桜が桜が降る卒業の季節にぴったりの少し寂しくて切ない恋のおはなしとなっております。年下男子の苦悩・葛藤を描きつつ、ヒーローが好きになった自由気ままな先輩女子にも注目のおはなし。絶対にこの恋を忘れることはないんだな、と成長していくヒーローに必見です◎

▷▷▷ずっと好きでいると思う
 5分もしないで読めます、とあるカップルの日常のおはなし。私の大好きだったバンドマンの解散発表から生まれたお話でしたが、絶妙に年下のいいところが刺さる(?)はずです。ぜひ!

【わたしは年上男子派!な方に】
▷▷▷だからカフェラテは嫌い
 ひそかに思いを寄せていたバイトの先輩が最近失恋したらしい。先輩がつくってくれるカフェラテはすごく苦いのに、いっしょにつけてくれる角砂糖ふたつぶんの甘さが、どうしようもなく苦しい。精いっぱいのアピールで、ひとつ上の先輩にまっすぐに想いを伝えるヒロインと、年上の鏡のような先輩の切ない恋のおはなし。なお、番外編で角砂糖があふれるほどの糖分を提供しています◎

▷▷▷フビン先輩、
 親友にずっと報われない片想いをしていた都合のいい男であるひとつ上の先輩が、どうやら振られたらしい。たまたま居合わせた図書室で先輩に見つかってしまったヒロインは、絶対に好きにならないと決めていたのに先輩の優しさや不器用なところすべてに惹かれていってしまう。でも彼はいつだって、わたしの隣にいるあの子に恋い焦がれている。素直になれない女の子と、不憫な先輩が繰り広げる学園ラブとなっております◎

▷▷▷最果てに告ぐ
 センパイ男子との恋人の終わりを描いたお話。5分で読めます。ずっと憧れていた、猛アタックして付き合った一つ上の先輩と過ごした日々は大切で、すごく輝いていた。でも、もう、あなたと一緒にいてもあの頃みたいにまっすぐに隙でいることができないのかもしれない。年下女子が決断した、恋の終わりのおはなしです。

【たまには学園ラブが読みたい方へ】
▷▷▷革命的リリック
 学校で有名な、プレイボーイのヒーローとの秘密の関係。誰も知らない秘密基地で二人で過ごす時間。彼は誰の子とも本気にならないのに、一緒に過ごすうちに彼のことが好きになってしまったヒロイン。あの場所じゃなかったら私たちは絶対に釣り合わない、それなのに、どうしようもなく彼のことが好きだ。素直になれなくて悔やんでいる誰かに、まっすぐに気持ちを伝えることは大切だと伝わればいいなと思っています。

▷▷▷きみに、恋う
 素直になれない男女の、最後の最後のあがき。2年間小競り合いを繰り返していた喧嘩友達のアイツと、毎日会える日常は今日で終わる。最後くらい、ちょっとは素直になりたい───このおはなしを読んだ誰かの、あの懐かしい学生時代の思い出がそっと蘇りますように、あの頃好きだったあいつのことを、綺麗な思い出にできますように。

▷▷▷常勝シーソーゲーム
 男友達に片想いしているヒロインの、言えない恋のおはなし。ふたりで帰る帰り道も、コンビニで買う肉まんも、ずっと恋焦がれるきみへの思いも、全部大切な記憶。ねえ、そろそろ気づいてもいいでしょう。彼女が仕掛けた質問に、彼のこころはどう動いたのか。続きが気になるランキング一位だとおもっています、すっかり続きを書くのを忘れていたので、書こうと思いました(笑)

【やっぱり王道は幼なじみ!な方に】
▷▷▷恋 愛 不 等 式
 ずっと幼なじみという関係を崩せなかった二人が、すれ違いにすれ違いながら、お互いのほんとうの気持ちを探っていくおはなし。ヒロインの女の子は理系科目がもっぱら苦手、幼馴染で数学が得意なヒーローに勉強を教えてもらう。いつまでもふたりのきもちはイコールでは結ばれない、ふたりの関係はいつだって、幼馴染のまま。ふたりの勘違いとすれ違いが交差しながら、どうやって結ばれるのか───なおはなしとなっております◎

▷▷▷さよならは響かない
 わたしたちは恋人同士でも、きみはわたしのことが好きじゃない。幼馴染である二人の初恋はそれぞれお互いじゃなく、慰めるために付き合い始めた中学時代を超えて、気づけば彼のことが好きになっていた。ふたりが交わす、慰めのキスの本心には、お互いが知らない本音が隠されている。きみがいろんな女の子と遊んでいるのは嫌だ、きみがアイツと仲良くしているのなんて見たくない、両片想いのまま、別れて付き合ってを繰り返す二人が選ぶ恋人の終わりは。ずっと一緒にいることが可能だと思えば、何よりも脆いと思わせる「幼馴染」の関係が好きな人はぜひ。

【歪んだ愛を読むのなら】
▷▷▷泣き顔に接吻
 クラスのカーストトップの彼にいじめられているヒロインは、屋上でいつも自分を傷つけている。誰もが彼の言いなりになる、誰もがわたしを傷つける。でも本当に傷ついているのは、わたしを傷つけている、彼だ。
ふたりの歪んだ関係に、読み終わった後ずんと心が重くなりますように。それから、あの小さな世界で誰もが平和にいられますように。

【後悔している人へ】
▷▷▷幸せなら手をたたこう
 誰しも、あの頃自分がとった行動に後悔することがあると思います。また、あの頃の自分をもう二度と思いだしたくないのに、二度と忘れられない人もいると思います。何が正解だったのか、自分を守ることが正解だったのか、誰かを傷つけることが正解だったのか、もう二度と戻らない時間の中で、誰かのこころに、響きますように。

【時間がないのですぐ読み切りたい方へ】
①恋人関係の二人を読むなら
▷▷▷絵空事に消える
 「あの神社の裏の山から見える花火、最高に綺麗なんだけどね、それを見た恋人は、別れちゃうんだって」マンネリカップル化したふたりが、いい加減に最後の決着をつけようと迷信に左右されて花火を見に行くおはなし。最初に好きだと思った気持ちは何年も経てばあの頃と同じ気持ちでいるのは難しい、けれど形を変えてずっと残っている。二人が迎えた結末と、とある夏の夜をぜひ。

②恋の始まる予感を読むなら
▷▷▷碧落のフィナーレ
 「今日、本当に地球は滅亡すると思う?」世の中をざわつかせている迷信を信じた二人が、ふたり屋上で過ごす最後の5分間を描いたおはなし。魔法コンテストに提出したものです。ああ、青春だなあ、と思ってもらえたら嬉しいです◎

③不思議な体験を読むなら
▷▷▷青に縋る
 夏の始まるころ、それから、夏が終わるころ。読む時期が違うと、見える世界もきっと変わるんだろうな、そう思って書いたお話です。「海」の色をキャンバスに描きたかったビジュアル問題児美術部員が出掛けた海で出会った、ひと夏限りの女の子との思い出。触れたかったのに、触れられなかったのは、どうしてか君がいなくなってしまいそうだったからだ。彼が見てきたたった数か月の夏のおはなしです◎

【ヨシナガと言えばバンドマン】
①短編で読むなら
▷▷▷メトロポリタンたちはラブソングを聴くのがこわい
 失恋した女の子が真夜中に出会ったのは、元カレが好きだったあの曲を歌うバンドマンだった。彼が好きだった、幸せを唄っている歌はもう表では歌ってくれない。きみがつくった新しい曲は、誰かのことを思っている失恋ソングだった───偶然出会った二人が、それぞれの想いを重ねてもう歌えなくなったあの曲を。唯一登場人物に名前を付けなかったバンドマンシリーズです。実は名前も決まっていて、バンドマンシリーズはすべて繋がっているのです。(いつかお披露目したいです)

▷▷▷きみがくれたラブソングのこと
 上段の短編の違った目線から紡がれるそれからのおはなし。当時、好きでしょうがなかった彼を手放す決意をした彼女は今もう新しい幸せを手に入れている。それでも君がくれたラブソングのことは絶対に忘れない、彼女が彼に残した最後の手紙と、しばらくたったころに帰ってきた彼のあたらしい「ラブソング」について。

▷▷▷あの子の棺桶で唄って
 ガールズバンドマンの女の子のおはなし。彼が不憫に思いを寄せている男の子は、また不憫にあの子を想っている。そんなあの子は、また不憫に他の誰かを想っている。どうしようもなく重ならないそれぞれの矢印、わたしができることは、きみを慰めて、きみの好きなあの曲を歌ってあげることだけ。きみに描いた唄だってことを、今日もきみはわかってくれない。連載している(休止中ですが)「ちぐはぐツウィストは君唄う」のヒロインの女の子のプロローグ短編です。

▷▷▷ブラック・ストロベリー
 作家人生の中で、たぶん一生一番大切にするお話だと思います。
どんどん有名になっていく彼は、ずっと背中を見てきた彼氏であり、誰もが知っているバンドマンだ。もうずっと一緒にいるのに、アイツしかありえないのに、わたしはアイツとしか幸せになれないのに、アイツをわたしは幸せにできない───手放されるのが怖くて先に逃げ出した素直になれないヒロインと、想いを音楽でしか伝えられなかったヒーローの、追いかけっこのおはなし。あいつがつくる歌は、いつだってわたしを想っているけれど、その言葉はわたしだけのものじゃない。ずっと一緒にいるからこそ、すれ違ってしまった二人は、逃げられる?捕まえられる?
ひねくれ、拗らせ、素直じゃない、バンドマン。私の大好きが詰め込まれたお話なので、わたしを知っている人すべての方に読んでもらいたいと思っています。



あなたの物語の世界に、すこしでもヨシナガのおはなしが届きますように!
また、どこかで。


2021.5.4 ヨシナガ

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