ヨシナガ

いつだってきみの「好き」の言葉が欲しかった

「白間くんも折れちゃうくらい、大切な子だったんだなって」

「ふは、完敗じゃん、それ」

「平井、かっけーよ」

ふたりだけの夢

彼女があの人を求める夏、僕は彼女を想っていた。

そばに居る理由は“好き”だけで十分だけど、未来を縛るには不十分だ。

｢ま、逃すつもりはないけどな｣

そういえば、の恋心

惹かれるよりも勝るのは、癒えない傷と記憶

変わりゆく毎日の中に、それでもきみがいた日々だった

犬猿の仲？ええ、本当に。

何にもない部屋で、オニーサンと夜を過ごしている。

恋には抗えないから、きみを好きなわたしでいたい

幸せって自分が決めることだよ

「好き」って、どうやって伝えるんだっけ。

センパイだけには落ちません

わかってほしかったんでしょう、わたしたち

ふたりだけの秘密

恋情か友情、大切にできるのは、ひとつだけだった。

ぜんぶ風に乗せてどこかに飛ばしておくから、いつか思い出してよ

好きになったらおんなじだってわかってた、それでも好きだった

嫌でも顔を合わせるのは今日が最後だって、わかっているのに

何度別れても、きみに縋っていたかった

角砂糖ふたつぶんの甘さが、苦しい

きみは、狡い、後輩だ。

西原要は恋を知らない。

重ならなかったこころに、今更手を伸ばした。

離れていく心はもう重ならない。

幼なじみじゃなかったら、きみの隣に彼女として並べるのに。

この季節が来るたびに、大好きだったあの人を思い出す