家事と育児の息抜きに始めた執筆活動でした。
思い返せば五年前の今の時期、魔法のiらんどさんはリニューアルの真っ只中で、作品は読めるけれど執筆が出来ない時期でした。
私はと言うと、慣れない「公開作業」に悪戦苦闘でした。
だってだって、当時、M.I.L.K、という作品の一章を執筆中でしたが、致命的な誤字を発見してしまったんですよ。「早く修正させてくれ〜〜〜〜〜〜〜!!!」ともどかしい気持ちでリニューアル予定日の四月一日を心待ちにしていました。
自分の妄想は自分だけ読み返せばいいか派だった私が、何故か突如2019年12月、月とライオンを公開したのはおそらく天変地異のひとつです。
そんな中リニューアルを迎えた魔法のiらんどさんは、私の隠れ蓑だった「パスワード付き公開」機能をリストラしてしまったときは頭を抱えました。
もう、一種のやけくそです。
おかげで、私はあの日からたくさんの作品たちを生み出すことが出来ました。
これはわたし一人の力じゃなし得ません。読者のみなさんが私をみつけて、育ててくれたからです。
魔法のiらんどさんがなければ絶対に書き続けることは無かったです。
(本当に、本当に、何度でも言いますが恋花を完結させて作家は辞めるつもりでした!)
この選択肢が私にとって良かったのか悪かったのか、まだ分かりません。けれども私にかけがえのない趣味と貴重な経験を、それに、たくさんの人に出会わせてくれました。魔法のiらんどさんには、何度感謝をしてもし足りないです。
さよなら、ここで生まれたなにもかもが大好きでした。
またどこかでお会いしましょう。
2025.3.30 咲坂ゆあ