鎖のなかの蝶
人々の心の中に生きている
本当の自分はもしかしたら
すごく弱く、儚く、脆いもの
なのかもしれない
だから、いろいろな鎧で
その部分を守っている
もしも、その部分を露わにしたら
人は幸せになるんだろうか。
この世界の淀んだ空気によって
一瞬のうちに腐ってしまうのではないのか
だからこそ、
素敵な人に出会っても離れたくなってしまうときがあるのか
核心に触れてほしくなくて、
鎧を脱ぐ手助けをしてほしくなくて
だって
ものすごく怖い。から
核心にいる本当の自分に触れたら
何もかもが崩れてしまいそうで
我を失ってしまいそうで
だから、、
またこの世界で同じ鎧を纏った人を
探し求めて平気なフリをして
歩いていくんだろうか。
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