ハッピーエンドに終わらないに込めた思い。
-人生ハッピーエンドに終わらない-
2014年、それは
この漆黒の蝶のアイデアが浮かび
アスファルトの上で死んでいる
黒い蝶に遭遇したとき
その時期の多感なわたしは
様々な出会いや死、
人間関係や家族といったものに
揉まれて
暗闇の中を彷徨っていました。
そのときは、幸せそうなものを見るのを
心底拒んでいました。
けれど、目に入るほとんどのそれは
苦しんだあげく、ハッピーになる話。
その時のわたしには、その結末を素直に
受け入れることができませんでした。
主人公が苦しんだ先に
ハッピーになれるということが、
だから、
すべての人生物語が幸せに
終わることはないと証明したかったのです。
それが、
あの一行に込められた思いです。
暗い心のまま、書き始めたものでした。
もしかしたら、
様々な経験をした
10年たった今なら、
幸せな物語を描けるのかも知れません。
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