「 」
ふと思う。
それは今だハッキリとして形となり、長年に関して
纏わりついているようなものだ。
春の日差しのように暖かくもあり、それは時々真冬の雪のようにも冷たく降り積もる。
時に手を伸ばしたくて
時に胸が苦しくなり
時に背中を押され
時に足をとられ
時に、それは全てを蝕んでいく。
ーー寝れなくなったのは、いつからか。
思い出して、指折り数えていく。
その数が、増えて、また、増えて。
瞼が憂いを帯びるように、哀しくも瞳が揺らいだ。
寝るのは、嫌いではない。
唯一、会えるからだ。
でも、それは叶う事が滅多になく希望とは相反した出来事だけ虚ろな中、さ迷い跳ねるような動機をしては眼が覚めて呼吸が乱れてしまう。
朧気な意識の中、思い出すのはいつも一つだ。
そして、落胆と溜め息と容赦なく降り注ぐ現実に胸の辺りを握りしめる。
「 」
「 」
「 」
何度も、何度も
口はソレしか知らないという程、ソレしか伝えたくない程同じ事を口にする。
応えなど返ってこないなんて、知っているのに。
シーツに溢れ落ちる涙の跡が、一つ、また一つ。
置き去りにされた子供のように、顔を掌で覆っては「 」を何度も口にして。
何も知らなかった。
あどけない私に手を伸ばしてくれた。
好きを教えてくれた。
恋しいを教えてくれた。
愛、を教えてくれた。
寂しいも知った。
生きる、とは私にとって一つで。
ソレがどんなに苦しくても構わないと
焦がれている。
恋、焦がれて。
身も焼けているような気がする。
「 」
あと、何度繰り返せば届くのか。
繰り返すまで、と附せてまた雫が一つ落ちた。
ーーー
皆様、こんばんは。
サイト、rawraを運営してるレイカです。
少し、なんとなく書いてみました。
時おり書きたいものを書くかもしれません。
ブログと言っていいかわかりませんが、それでもいいかなと。
短文で、ただ書きなぐるような。
そんなものになるかもです。
それでは。
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