『赤ランプ』に沢山のコメントにあられにごま塩、ソース、とんこつラーメン、そしてファン登録して下さりありがとう、ありがとうございました🙏😭あっという間に終わってしまいアレー？島から流され流しそうめんをする長嶋監督が時計台からピーターパーン！！あのパン屋めっちゃ並んでるのに全然パン売れとらん！ピーター症候群から並びたい症候群までそら幅広い症状を扱っています。ヒロシです。



あんバタにもコメントやしおりやスタンプありがとうございます🙏


RainLADYと朱朗と星來が華井の誕生祭で騒ぐ話です。

それではどうぞ🤗

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今日は誰になんと言われようと僕の誕生祭！華井已央君、28歳の誕生日だけん！


しかし朋政家の実家に呼び出されて来てみれば、こげんことになっとる……。


「朱朗、お前がどんなクズで朱朗とも、俺はお前を手に入れるまで一生追いかけてみせる！」

「不二海っ、お前がどんなドクズで女に慰謝料請求されたり、法的措置を取られていても俺はお前を心の片すみで愛してる！」

「朱朗！」

「不二海ぃ！」



はあ？


何を男二人で抱き合っとー？！なあ？僕の誕生日！何このお遊戯会。昼間のBL不倫物語の需要性を自らの胸に問い正す。


「ちょっとぉ！朱朗も不二海もいまいち演技の迫力がないってゆーか！」


メガホンを持つ亜泉が、メガホンを使わず2人に叱咤する。


「あれだよ、絡みが弱いんだよ。」

「一弥いいこと言った！そうだよ2人ともキスシーンを追加しよう！」


普段天然な癖に的確な絡みをつく亜泉。なあ、それを見せられた僕はどげん心持ちでシモンズソファに座っとればええと？


「不二海とのキスか……。不二海を星來だと思おうにも、あまりにも星來が不憫だしなあ。。」

「俺も、朱朗をアン・ハサウェイに見立てようにも無理だ。朱朗があまりにも男前すぎてアン・ハサウェイがかすんじゃうし」　
　
「不二海ぃ！」

「朱朗！！」


2人がマジのキスをする。


わあ、クズ同士ってすごい。全然性別の壁とかない今どきぃ。　
　

なんともいえない魂の叫びを世界の中心で叫びたい。亜泉のメガホンを奪い取り叫びたい気持ちに駆られるも、怖くて微動だに出来ず。


亜泉はスマホで2人のキスシーンを激写し、一弥に至ってはキッチンで料理を作るフリをしてやり過ごしている。


他のメンバーはもう漫画読んだり、亜泉と朱朗の兄貴の部屋にあった『正しい不倫への持っていき方』という訳わからん指南本を読んでいた。


何が正しいのか教えてくれ。


「華井ぃ！全然盛り上がってねーじゃん！わざわざフランスから帰って不二海に唇奪われた俺の気にもなってみろよ？！」


わざわざ帰らんでよか。


げっそり水分を抜かれた気分の僕。でも時として人は窮地から脱出できるのだからもうこれ以上は目が離せん。

　　
「華井君！お誕生日おめでとう！」


こげんキラキラしとん天使みたんは華井初めてーーー

　
僕の目の前に現れた天使は、膝上のメイド服を着た風音星來様だった。


今日は2次元極まりなくツインテールにしている。そげん星來様も好き。せーのっ、一礼二拍手。


「し、信じられんと……！好き！」

「はいこれ。お誕生日プレゼント！いらなかったら燃やしてくれていいから！」


そう言って僕に、星來様等身大抱きまくらを渡してくる星來様。同じメイド服姿の星來様の画像が抱きまくらに映っていて、もうどこを抱いて寝ていいのか理解できない。燃やすわけなかー！


特注？ねえこれ作ったの？うっそ僕の？華井のためにわざわざコストかけて作ってくれたと？！


涙があふれる中、裏側はどうなっているかと見てみれば、裏側には等身大の朱朗がイケメン風をふかせて映っていた。


勢いよくビターンと床にたたきつける。


ビターン　


「ちょっと！お前ロット数少ないから単価がべらぼうに高い朱朗＆聖來表裏一体型抱きまくらを粗末に扱うなよ？！」

「表裏一体のワードが辛い！！」

「ごめんね華井君、朱朗がどうしても自分の抱きまくらも作りたいっていうから、表裏一体にしちゃって…」

「表裏一体バンザイ！！」


なぜだ、なぜなのか。朱朗と星來様ができてるとか一生受け入れられん。


なぜ星來様はだめんず・うぉ～か～またはクズ製造業に徹するワンマン経営者になってしまったとか。


メールにしろって言ってんのにしつこく電話してくる不二海くらい理解できん。


「ねえ、嘘でしょ？あんた星來の彼氏なんでしょ？星來にこんな恰好させてるとか頭いかれてるんじゃないの。」


朱朗をすごか剣幕で睨みつける一弥。

　
そうは言いつつも、ちゃっかり一弥はメイド星來様の写真をスマホに収めている。


小説ってずるいけん、どんな変態行為しててもカッコいいセリフ吐いとけばイケメンポジション得られるんだから。


「違うの、私が着てみたいって言ったら朱朗が買ってきてくれたのよ。」

「かわいいだけで十分なのに。ガーターベルトなんて星來には似合わないよ。」

「うっそ、似合ってない？？」


星來様がスカートを持ち上げガーターベルトを見せてくるからハイッもう昇天寸前。夜のヒットパレードで幽体離脱したい！


ってなんで一弥はガーターベルトしてるのわかったと？中身覗かんと分からんけん。……は？神楽心眼で覗いたん？？


「糞似合っててガーターベルトも太ももに住みつきたいから賃貸から分譲に切り替えるってさ。」　　


朱朗が星來様のツインテールをさらりと流すも、星來様はあっけに取られている。


「え？ガーターベルトが？…分譲？」

「なんでもないっす。」


彼女が笑いを拾えないのは有名で、その証拠に「その恰好で俺を踏んで星來ちゃん。」と床にうずくまる不二海をガン無視しちょる。一弥が蹴って、それでも不二海は幸せそうな面しよるからなんでもいいんかお前。


「星來、おいでよ。僕の膝に。」


倒置法。


ソファに腰を下ろす一弥が当たり前のように星來様を誘う。朱朗がすかさず一弥の膝に乗りに行くも、一弥に足払いをされた。


亜泉がメガホンで「近所迷惑！」と叫ぶも、それが近所迷惑だけん。わかれ。


「華井くん！」
「わッ！」　　


僕がボーとしよるも、星來様がなんとビックリ。僕の膝の上に乗ってキテクレター。ワー😭😭😭泣く！嬉しすぎて両手が金縛りで動かん！ハア？！こんな時にもったいない！！


と思ったら右手を朱朗に、左腕を一弥に、あらぬ方向に曲げられとる！天国と地獄！運動会でよくかかる曲！


悲しいかな、いつまで経っても大人になれないRainLADY＋朱朗。


あ、つぎの新曲、『いつまで経っても大人になれない』にしよ。





【fin】