朝日奈利昌

純文学

寺治爽子「合鍵」楽曲

2. シオン

雄辯なる言葉の果て流る流る流れてゆく彼女の鍵盤の歯音に誘われて行き着く先は華の舞踏会、否、死者の葬列、使者の壮烈、かなぐり捨てて、かなぐり捨てて、踊りましょう。Waltz を…………。限りなく。旅の前に。

端的に謂えば、好きな曲です。名曲。

儚く強い愛で待ちますから

6. 合鍵

信じてる。信じてる。赤い痕跡。透明色の水晶の舟に乗り、彼女の鍵盤の沈思と、躍動と、奇音と、カオスと共に。合鍵を捨ててしまったのだと………。深い海に。彼女は独り、水底を見つめ、佇んでいる………。月も世に無い夜に。

表題曲。終焉間際 The Doors の大作曲。The End の終焉のカオスを想起する。

結果、レビューと謂うより、寺治爽子さんの詩曲に私のイメージが混ざり、連想の物語の綴りになってしまいました………………。私の中では着地してるので、是は是でしょうか………………。

後は御自身で感ずる儘に

寺治爽子「合鍵」

名盤なり。必聴。是非とも御購入を。

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