NOEL.5 2020年という年
こんばんは。NOELです。
大変ご無沙汰しております。
2020年という年は、思いかえせば、ほんに落ち着きのない年でした。
2019年8月に、4年半勤めていた雑貨店を辞め、
接客疲れを理由にしばらく休職しているうちに「天殺」シリーズでらんど様ランキング1位をいただき、再度私の作品が日の目を見たにも関わらず
2019年10月より始めた新しい仕事に慣れることができず、創作に全く取り組めないまま2020年を迎えていました。
初めての事務。おまけに今まで関わったことのない「建築」と「管理」に関わる仕事で、新人にも関わらずベテラン勢に業務指示を出さなくてはならないような「管理」の仕事で
ひどくストレスを感じていたし、なれないことばかりで疲れていたし、元から自分への自己評価も低く、自信も何もなく、「建築」に関する知識もなくて分からないことだらけで、始めたばかりなのに
「向いてない」「もう無理だ」「でも誰だって初めはできないのだから短くても1年は頑張らなきゃ…」「でも新人と呼ばれる3ヶ月は超えた……なのに何もできないまま……」「分からないことしかなくて、何から勉強をすれば良いか、何から学べば良いかも分からない……」
そうぐるぐる悩んで、向いてない事をやって行って、上司に指導の時間を割いてもらってもできないままならさっさとやめるべきなんじゃないか
などと悩みながらも、鬱病で休職中だった兄に相談していた勤務当初。
私が未知の業種に足を突っ込んだ事を受けてか、兄も同時期に「日本食」一筋だったのを曲げ、将来自分の店でランチタイムに出す珈琲のためといって本格的なカフェで珈琲焙煎の勉強を始めていたから
一緒に、未知の仕事に対することを励まし合いながら、一緒に、頑張ってるつもりだった。
けれども、忘れもしない2020年2月8日に兄が自宅放火による自殺を図り、還らぬ人となりました。
そこからずっとご飯は美味しくないし、いまいち元気になれないし、いつも兄が居ない寂しさを感じていて
それでも生きていかなければ、と、ただ目の前にある仕事に一生懸命になろうとしていた日々……
けれど4月にはコロナによる業績悪化で、営業所存続の危機に瀕し、直属の上司が営業疲れによる鬱症状になり、仕事を休みがちになりました。
上司が留守の間、なんとか営業所を支えなければとできることをやったつもりですが、仕事を始めて半年の自分ではできないことばかりで、
職場に自分が無意味な気がして……
できないことばかりの自分がここに居る必要がない気がして……
居ても邪魔しかしない程しか働けてない気がして……
頑張ってるのに周りの人に認められるほど働きができなくて……
頑張りたいのに何を頑張れば良いか分からなくなってきて……
そもそも知識も何もなかった自分が、向いてない仕事をして、年上の男性に「業務指示」をし続けるなんて、ひどくおこがましく、なんてしんどいことなんだろうと……
居ても役に立たないし……
言われたことを必死にこなすことで精一杯で……
でも120点を出し続けなければ認めてもらえないのに、頑張り続けられなくて……
いつしか言われたことすらできなくなってきて……
居ても邪魔、居ても無意味、存在意義がない。
そんな自分早く辞めなきゃ、消えなきゃ、生きてる価値なんてない、早く死ななきゃ、死にたい、死ぬべき……
そんな風に思い始めてバランスを崩した6月。
病院に行く覚悟を決めて、正式に「鬱病」と診断された8月。
それ以来、繰り返すリストカット、薬の大量服用による自殺未遂2回、絞首自殺未遂3回、刃物を用いた自殺未遂1回……その他、自殺方法を何度もシミュレーションしては断念して……
何度も失敗して死ねない弱さしかない自分を憎んで、早く楽になりたい、消えてしまいたい、害悪な自分がこの世に存在しちゃいけないって何度も思いながらも
死ぬことで遺すのこととなる両親と長兄を思い出して、考えを改め、
死ぬにしてもせめて仕事だけは辞めなきゃ迷惑しかかけないと思って、仕事を辞めることを試みるも
お世話になった方々へ何も返してない事を憂い、申し訳なさから辞める事が出来ず……
涙が止まらなくなって、胃液を吐きながら、朝、仕事にいけない日々もあっても、それでも泣きながらPCに向き合って、
遅刻することはあれど一度も休むことなく、嗚咽漏らしながら仕事をし続けた日々。
休むことで職場に居場所がなくなる事がこわくて。死にたいくせに一丁前に居場所を守りたがるよく分からない自分の思考に、自分自身でもついていけなくて……
そんなふうに、今日まで過ごしてきました。
創作する余裕なんてなく、らんどを見に来ることすらできない日々です。
それでも数ヶ月ぶりに先ほど各作品をのぞいてみたら、レビュー、いいね、スタンプ?があって、泣きそうでした。
私がこの世界に存在出来ていたんだって、とても、泣きそうになる程嬉しかった。
私は今、病院にいます。
年末年始、仕事が休みのうちに少しでも私生活を矯正しようと、飲みすぎる薬の管理、不眠症、拒食からの過食を正すために、短期ではありますが、病室で自分と向き合って年越しの瞬間を迎えております。
2021年、創作に戻って来られる保証はありません。
なので、待っていてほしいとは言えません。
けれど、自分の作品を完結させたい気持ちはまだあって、いつか、もし元気になれる事があれば、帰ってきたいと思います。
2020年、私の作品を愛してくださった皆様、本当にありがとうございます。
更新を待っていてくださった皆様、本当に申し訳ありませんでした。
私に関わってくださった皆様のこれからに、幸せがある事を心から願っております。
NOEL
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コメント
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- ゆうきのホームページ
こんにちは、NOELさん。
今日、初めてNOELさんの作品を読ませていただきました。
NOELさんの作品をみて、
感動しました、笑えました、元気になれました。
見つけられて本当に良かった。
NOELさんが元気になって、
また戻ってきたい。
そう思っていただける日まで、
いつまでも私はお待ちしております。
吉田 ゆうき