Defend love番外編~キョーヤ第3部【完】~
(※自己満足の世界です。
非公開にした作品の番外編ですので、ファン登録者様専用となっております。
ご容赦願います。)
ハナがケガで休んでる間、客から見舞いが店に届いたり、来店してくれた。
復帰後は、指名客が他の客も連れて来てくれて、ハナはナンバーワンを定着させた。
最初にハナを指名してくれてた客も、戻ってきてハナに謝ったらしいが、ハナは「何のコトですか?」と笑顔で応対し、再び客を虜にしたらしい。
「キョーヤさんっ、待たせちゃいました?」
「いや、さっき着いたとこだ」
完済したら1日だけでいいからデートして欲しい。そう言ったハナの希望を俺は承諾し、今日を迎えた。
「腹減ってるか?」
「うんっ、起きてから、まだコーヒーしかお腹に入れてない」
「そっか」
そして俺が連れて来たのは。
「混んでますね」ハナの言う通り、昼時って事も重なったのか店は満席状態だった。
「カウンター席なら、すぐにご案内できますけど」アルバイトらしい男が声を掛けてきた。
「私は構わないですよ、キョーヤさんは?」
「じゃ、頼む」
案内されて座ったカウンター席。調理してる人間が傍にいる席。
愛想笑いの1つも寄越さない男が目の前に立ち「注文は」ぶっきらぼうに訊ねてくるもんだから、ハナはビックリして慌ててメニュー表を開いた。
「俺は、あんたのお勧めでいいや」
ハナは、きちんとメニュー表を見て、ハンバーグがメインのBランチを頼んだ。
「その人、サナちゃんの旦那」
「えっ!えっ、えー!?めっちゃイケメンっ、サナさんとお似合い!…あっ、ごめんなさい」
「なんで謝んだよ、変なヤツ」
なんでかハナを、ここに連れて来たかった。昔サナちゃんを俺の奥さんだと勘違いしたハナに、サナちゃんの旦那を見せておきたかった。
「この後、どこ行きたいか決まってんのか?」
「うん…」
神奈川にある水族館、その後はすぐ近くにある海を眺めたい。ハナの希望通りの場所へ向かう。
「キョーヤさんって私服だと若く見えますね。スーツでも実年齢より若く見えるけど…私服は、それ以上ですね」
「そうか?自分じゃ良くわかんねぇし。俺は実年齢に見られてぇけどな」
「30ですよね?」
「ん?あぁ。」
ハナと初めて会ってから3年。あの頃のハナはマジで世の中、知らなすぎだし舐めてたし。手の掛かるガキだった。
「キョーヤさん」
「ん?」
「好きです。結構、前からですけどっ。返事はいらないです、ただ自分の気持ちを伝えたかっただけで、気持ち切り替えるにしても伝えないと切り替えできなくて。だから…」
「ふーん。いいんだ、返事。…じゃ俺の独り言な?ハナはヤクザの女になる覚悟できてんのか?そのまま嫁まっしぐらの道だけどな。甘くねぇと思う、イヤな事言われんだろうし、子供だってイジメにあうかもしれねぇ」
「え、」
「辛い思い沢山するかもしんねぇ、それでも俺の事、好きでいられるか?」
ハナは「いられるっ、キョーヤさんと一緒なら…大丈夫」涙を浮かべながら俺を見上げた。
俺は静かにハナを抱き寄せ。
「俺と結婚してくれるか?」
「はい、喜んでっ!」
「…居酒屋かよっ」
「昔バイトしてたから、クセでっ…」
「好きだ、ハナ。大切にする」
「私もっ。」
【完】
今までお付き合いいただき、ありがとうございました。
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コメント
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- 海優
ぉたちゃぁーん💕
ご訪問アリガトー💖💕😍
『オシベ~』のネタバレ😁 - ota
ブログ数日前に知ったよぉ(ノ∀`)アチャー
足あと🐾ペタッ - 海優
若奈 さま💕
その発想無かったですっ❗🥺
需要があれば、キャラ語りも書いてみたいなぁ😆
さすがの発想です❗いつも尊敬しちゃいます🥺🙏✨🙇
なにかしらブログは、呟いていこうと、思ってます😆🙏 - えむら若奈【電子書籍発売中♡⃛】
こちらこそ、今後ともよろしくお願いいたします☺️
でも、たまにここでブログを更新していただけたら嬉しいなぁ……とも思っていますよ♡
たとえばキャラ語りとか! - 海優
ワァーーーーー✨
アサイせんせ💕
読んでもらってたとわぁー❗有り難き幸せ💖
ありがとうございますっ❗🙏🙇✨💕🍀😍