夏を、ぶち壊せ。
暑すぎて、夜中に目が覚めた。何時だよ、とスマホを覗くと、思いのほかスクリーンのひかりがまぶしくて、思わずぎゅっと目をつむる。恐る恐るゆっくりそうっと瞼をあけると、眠ってからまだ二時間しか経っていない。エアコン代がもったいないなんて言ってらんないなとため息が漏れる。
「明日、漫画返すわ」
LINEの通知がきていたからタップすれば、先輩からメッセージが届いていた。「へい」って返してみる。「え、まだ起きてんの?」と秒で返事がきたからこっちが驚いた。
「いや、暑くて目が覚めちゃって」
「俺、クーラーガンガン」
「先輩こそ、まだ起きてるの」
「漫画読んでる、それを明日返す」
「夜通し読む気?今どのシーン」
「勇者が魔王を倒すとこ、っていうか敬語使え」
「もうクライマックスじゃん」
「フル無視か?」
「おやすみなさい」
「んで寝るんかよ。また明日な」
ピ、とリモコンのスイッチを押した。すぐに冷たい風が私の肌までそよそよと届く。涼しいしうれしいし、よく眠れそうだ。
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35度とか超えてくるのはどうかと思います。それでもオフィス内はエアコンきいてるから、半袖だと寒かったりして、逆に温度管理がむずかしい。
「あいに染まる。」じわじわと更新しています、スタンプやコメント、いつもありがとうございます。藍沢那央はひたすらに愛と平和(と正義)の人なので、華宮黒夜なんかとは雲泥の差です。ラブアンドピースのみのかんらさんとも一線を画しています。そういえば「僕だけのヒーロー」もたまに更新しています、気づいてね。
陰鬱を吹っ飛ばすように“陽”の物語をかいてるけど、たまに「つめさき」「恋だった。」みたいなしっとりしたはなしもかきたくなる。まだまだ暑い日は続くでしょうけれど、ぶん殴って前に進みましょう。
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