ファン
54

新編集版『夜と月』500しおりありがとうございます。コメント、スタンプもありがとうございます。とても励みになります。

12月は月水金日のお昼の12時に最新話をお届けする予定でいます。よろしくお願いします。

『夜と月』500しおりありがとうございます。

こんにちは。
蒼です。

少し遅くなりましたが、『夜と月』500しおりありがとうございます。


本編は赤池編(勝手に命名)が終わりかけるところですね。ここを書くためだけに前半のお話があったと言っても過言ではないくらい、この物語には欠かせなかったパートで、個人的にはとても気に入っているところです。

間もなく次のパートに移っていきますが、そちらも楽しんでいただければ幸いです。



さて、今回はタイミング的にも丁度いいということで、赤池編の各章のタイトルについて勝手に語っていこうと思います。

冒頭でも書いた通り、ここのパートは本当に大切に描きたかったところで、章タイトルも他のところよりこだわって決めました。ほとんど自己満足のためですが、各タイトルに込めた意味を紹介しようと思います。

25章 雪魄氷姿(せっぱくひょうし)
清く澄んだ心を持った人、を例える四字熟語より。裏切り者が誰なのか、自分自身が不安になる一方で奏夜が真実を知って傷つくのを心配しているという弥月ちゃんの心のありよう、から。

26章 月に叢雲、花に風(つきにむらくも、はなにかぜ)
美しい月には雲がかかり、美しい花には風が吹くように、好事には邪魔が入るのが常であることの例え。ずっとずっと続くはずだった、赤池と奏夜たちとの関係、から。

27章 君に勧む金屈巵
さよならだけが人生だ、との井伏鱒二の訳語で有名な『勧酒』の第一句より。井伏鱒二訳によれば「この盃を受けてくれ」の意から、盃を赤池の悪意に読み替え、そして、第四句、さよならだけが人生だ——すなわち、赤池と奏夜の離別へ。

28章 シオン
花言葉より。「追憶」の意味。赤池と悟、そして川瀬組解体に至った例の事件にまつわる奏夜の記憶を辿ります。

29章 玉結びを解いて
皆さんご存知、裁縫の"玉結び"より。色々な感情の糸が絡まり、玉のようにつっかえになってしまった赤池の心のわだかまりを解くところ、から。


以上、お付き合いいただきありがとうございました。

11月も毎日更新して参ります。更新応援のコメントもいただき、とてもとても嬉しいです。頑張ります。

ではまた。

コメント

ログインするとコメントが投稿できます

まだコメントがありません