xrieに掲載していたNILの続編について
xrieの方で更新していたNILの続編ですが、もう書くことないだろうなあと思うので、設定の一部とか書きたかったことだけでもこの場に残しておきます。
・公開時、タイトルをifに設定していたと思うのですが、これは「①nilの文字の雰囲気を真似たかった ②本編完結後を想定した、ありえるかもしれない仮の世界線の話であるため、もしもという意味でのif ③イマジナリーフレンドの略」などの理由があってのことでした。結構気に入ってた。
・「架空の存在を信じ込ませる」異能力者を出す予定だった。面倒くさそうな異能は好き。
・それから「一時的な異能力者」。NILで泉綾が長谷部から貰った薬が発端になる予定
・中盤から七五三を出すつもりでした。異能ほぼ残ってないうえに、プライド根元からへし折られた後の彼を書いてあげたかった。安易に反省しない彼が好き。折られたプライドを研ぎ直して刺し返しにくるほどのしぶとさと図々しさ、厚かましさ、そして憎みきれない格好良さを秘めてるはず。そういうところは6時9分/好きを暴いての九賀に継承されている気がする。九賀の方が温情残してそうではある。
・異能ほぼ残ってないとはいえ、無能力者になったわけでもないので、軽量なものであれば動かしたりとかできそうなんですよね。だから銃の引き金を引かせる/引かせないようにするとか、鍵をかけるとか、そういう簡単な所作ならまだまだやっていける。そういう「制限のなかでいかに上手く対処するか」を考えるのが楽しかったりする。
・拉致事件を引き起こした後に長谷部、笠原、長岡によって始末された外部研究員、の子どもが特捜に入ってきて綾とか長岡とか関口と一悶着ある、というのを考えていました。相当なシリアスになる予定だった。
・泉綾と長岡継で長谷部を捕まえる寸前までいくんだけど結局逃げられる。
NILの最後で長谷部が逮捕されていないのはいずれ泉綾が捕まえるだろうからという意味であえて野放しにしているんだけど、でも、なんやかんや捕まらないんだろうね。if序盤で泉綾と長谷部は会ってるけど、綾は長谷部を利用したいから通報するようなことはしていなくて、「利用したいから泳がせておく」みたいな関係に落ち着きそうだ。長谷部は泉綾を恋愛対象としては見ていなくて、ただ単に、「遠くから見てる分にはおもしろい奴だから」としかとらえてないと思う。たまに、危なっかしくて見てられないみたいな気持ちで助太刀することはあるかもしれない。でも気まぐれなので助けた瞬間また突き飛ばすとかしそう。
・泉綾は薬の副作用でたまに藍沢先生の幻を見ていたりするのですが、序盤ではこの幻覚に足を引っ張られたり惑わされたりするけれど、終盤では反対にこの幻に救われたりするといいなと。泉綾は藍沢先生に手のひら返された件について、長岡以上に引きずってそう。
・泉綾と長岡継をもっといちゃいちゃさせたかった。いちゃいちゃといっても、マイルドに。
この二人に対して手を繋いで微笑みあってるような場面しか想像できないのは、たぶん、長岡が自分の生に対して否定的(消極的)だからかもしれない。泉綾に自分の痕跡を残してしまうようなことはしてはいけないと思っているから、というのもある。
もっとあった気がするけどここまでにします。
どうしても書きたかった話だけfragmentにいれました。
それでは。
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