後記 / reflex
reflex - あとがき
reflex:リフレックス/鏡に映った像/反射/
本編の断片(フラグメント)、その断片からの反射…というイメージからタイトルをつけました。鏡を映し身と呼んだりすることを思い出し、現し身(現在生きている体)と同じ読み方であることに、どことなく長岡との親和性を感じたので、そういうわけでのリフレックスでした。
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お題は「はじめて泉綾にあった時などの序盤の長岡視点」。
序盤の長岡の「考え方の癖」みたいなものについてこれまであまり考えていなかったことに気付き、大変焦り(?)ました。楽しかったです!お付き合いいただいた方、どうもありがとうございました。
序盤の長岡はロマンチック?なことをささやく一方、現実主義的で、受け答えは的確で淡々としていて、課されたことに対して事務的、たまに面倒くさがりで刹那的な一面を覗かせる人、な印象です。陰鬱で気怠げなお兄さん。
序盤を5月19日から都市のはずれにある廃工場跡地での出来事までとすると、そのあたりの長岡は中島結衣に助けを求められても遠回しに自分で何とかしてくれと返したり、泉綾には中島結衣と関わりを持つなと言ったり、なにかと血も涙もないことを言っているシーンがちらほらある。
そんな態度を取っている理由は、泉綾のことを「能力者である中島結衣の友人」と認識する程度で、まだ特別気にかけていたわけではないからなのではと思いました。
長岡が泉綾に対して気を許し始めるのは中盤に差し掛かってからなので、それまでは一歩引いた距離感・温度感で接しているんじゃないのかな。
序盤の長岡はひたすら体調悪そうな印象があって、5月19日は朝からいろいろ無理をしていたんじゃないかと思います。
中盤は眠っていることが多くて、それほどぐったりしている場面はなかったような気がします。(精神面はだいぶぐったりしている)
細かいことなんですが、序盤の長岡は自身が憑依能力者であることを忘れているはずなので、衣食住はどうしているのかな……と、書きながら考えていました。
憑依能力があれば他人に支払わせることくらいは簡単にできそうだけど、長岡がそういうあからさまな犯罪に手を出すタイプかは、ともかく。
脱線しつつ長くなりました。
以上、リフレックスのあとがきでした。
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