弄月鬼、一章・第九話
このお話の大元はもともと番外編に置いてあった物なのですが、エピソードを追加した結果、なかなかのページ数になってしまい⋯⋯
目を通してくださっている読者様も、少々しんどい回だったのではと思います。
この第九話は、薩長同盟という歴史的瞬間に、密かに鬼が立ち合っていたら? というif(もしも)から生まれました。
なので目線は不知火さん寄りですが、高杉晋作や坂本龍馬、西郷隆盛や桂小五郎といった、幕末の偉人が目白押しで⋯⋯彼らをどこまで書くか、どこまで掘り下げるか、だいぶ苦悩した回でもあります。
そしてダントツに苦戦したのが、龍馬さんです。
龍馬さんは薄桜鬼・真改で新キャラとして登場しているので、書きやすくはあったのですが、あの土佐弁には⋯⋯正直、何度も頭を抱えました。
個性でもある方言を取り入れつつ、不知火さんとの会話を通じて高杉さんとの関係性も書く__となると、もういっぱいいっぱいで、伝えたい事が伝わったのか、今さらに疑問が残ります。
いつか、龍馬さんが作中で話していた『夜通し語り合った夢を⋯⋯』の場面を書けたら、なんて思いもするのですが、難しいかもしれません。
次回の第十話も、なかなかに長いお話となります。
文字数など関係で、ページ整理等の処理に追われる事になりそうなので、27日は番外録を挟み、本編の更新は28日からとさせていただきます。
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