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秋風 紫雨

あきかぜ しう

pixivでも同じ作者名で、加筆修正版の弄月鬼(名前変換あり)を公開しております。良かったら、そちらにも遊びに来てくださいませ。

弄月鬼、三章・第四話



 風間さんが、デレた__だと? なんて、感想を持たれた方も、今回いらっしゃるのではないでしょうか?

普段はなるだけ原作のイメージを重視して書いているのですが⋯⋯

風間さんも、恋の成就がよほど嬉しかったのでしょう。いささか暴走気味です。

自分で書いておいて何を言うんだと、思われるかもしれませんが、本当に時々あるのです。まるで自我を持ったかのように、キャラが好き勝手に動く事が。

 今回の風間さんも、それです。当初はここまでデレデレになる予定ではなかったのですが、まぁ新婚だし__正しくは婚約中ですが、風間さんといったら『我が妻よ』なので、夫婦気分で。__いいかな?と。

それに意中の相手に、良くしたい、良く思われたいといった感情は、誰しも持っているものだと思うので。

 しかし恋人同士になったからといって、今までの積み重ねである関係性は、そうそう簡単には変わりません。

美月は風間さんに尽くしたい、風間さんは美月に構いたい。想いが過ぎるあまりに、微妙に空回る二人を、何とかしようと奮闘する白兎。

なんだか妙な三角関係の構図が⋯⋯

天霧さんが居ないせいですね、きっと。



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