『シャーコーン!/呪いのモロコシ鮫』を観ました。これは前にも観て「これがいけるならどんなサメ映画でも大丈夫だろ」と思った思い出の映画なんだよね。
ざっとあらすじを言うと「とうもろこし畑にサメが出たのと時を同じくしてサメの歯を使った連続殺人が起きそこにはサメを神と崇めるサメ教団の魔の手が云々」といったところ。「お前は何を言ってるんだ?」とか心配されそうだけど本当なんですよこれが。
撮影場所を貸した農場主さん(マフィアのドン)の演技がいちばんうまいのが面白い。場所を貸したから撮影にも出してもらえたのか役者が足りなくて引っ張り出されたのかは不明。サメ映画だからどちらも有り得る。
ちなみに女児もマフィアで出てくるんだけどこれは監督の友達の姪っ子ちゃんらしい。姪っ子ちゃんは撮影を見に来てたんだけど「私もサメに襲われて血まみれになりたい!」と言ったら監督がOKを出したとのこと。手作り感が満載で楽しいね!
映画のオチはネタバレだから詳しく言えないんだけど、監督が言うには「B級映画は好きなものを詰め込んでナンボやろ」だそうです。興行収入を気にしてスポンサーに気をつかったりとかしなくていいZ級サメ映画のいいところ(悪いところかも)が出ていますな。
ちなみになんか知らんけどこの映画は尺が長い。そのわりには必要なシーンがどっかに行ってる。ふしぎ。
今回は日本サメ映画学会広報部の映灯十色くんの同時視聴アーカイブを流しつつ観ていた。さすがサメ映画学会。解説が面白いね!