エスペラント
言語が普及するには経済・軍事・人口などの要素が大きいからそのどれもない人工言語のエスペラントは普及するのも難しいと思うんだけど、それとは別の要素を考えるなら「言語を習得する動機となる先行の文献・文学に乏しい」というのもあるね。それを考えると私がエスペラントで歌詞を書いた歌がYouTubeに公開されたのは貧者の一灯ぐらいにはなっている、といいな。見よ、ファリサイ人は手持ちのものから少しを入れたのにあの寡婦はすべてを投げ入れたのだ。
エスペラントに背景となる民族や文化が少ないのは見方を変えると公平さや血塗られた歴史の観点からはもしかしたら利点になるのかもしれない。ちょっと理想論に偏り過ぎな感は強いけどある程度の支持基盤を維持しながら続いていくんじゃないかな。
万が一、本当にエスペラントが世界共通語になったらたぶん理想は維持できないんだろうなぁ。英語帝国主義だとか批判している当のものになるのがオチだと思う。すでにして高い理想があるゆえの不寛容さも垣間見えてるしね。
なので個人的にはエスペラントは『ちいさなコミュニティで通じる仲間内の符丁』ぐらいの立ち位置でいてくれたほうが面白いかな。熱心なエスペランチストには怒られそうだけど。そう割り切って使うと仲間意識と交流への意欲がある人がそこそこいるから思ったよりずっと楽しかったりする。
もし本当にエスペラントが普及しきったら、そのときはトキポナを使いまくるかロジバンを習得してみるかな。Duolingoにクリンゴン語や高地ヴァリリア語があるのも夢があるねぇ。
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