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むにえな

猫に餓え渇く者は幸いである。
その者は満たされるであろう。

猫は仕えるためでなく仕えられるために来られた。
天の国は猫のような者のためにある。

私たちではなく、猫よ、私たちではなく、御名が尊まれますように。

廣松渉を読んでみてる

もののはずみで廣松渉の『哲学入門一歩前』を眺めたので「それならいっそ廣松渉のマルクス解説でも読んでみようかな」と『今こそマルクスを読み返す』を読み始めた。同じ講談社現代新書だね。冷静に考えると何をやってんだかよく分からないわね。別に社会主義を目指したくなったとかはまったくなくて「なんか興味が湧いた」ので。私は遊びで生きているんだ。

廣松渉はやたら難しいイメージがあったんだけどこの本は今のところ分かりやすく話が進んでるかな。マルクスの見解に賛同できるかはともかくだけど、まあ、別に読んだ本に全面的に賛同しなくてはいけない義理もないことだし気楽に読んでいく。赤ペンでどんどん書き込んでいく。

読んだ箇所の感想などを手を使って書いていくと本との馴染み具合がだいぶ変わってくるね。けっこう脱線しがちな自分の思考が文章にする時にまとまってくるね。線を引くのもなかなかよい。勉強法の本だと「線を引いても脳に負荷がかからないから記憶にあまり関係ない」とか述べてるのもあるけど、目が滑らずに読めるし線を引く箇所を考えながら読むので馬鹿にできぬ。

先に読んだ最終章は廣松渉の考える未来予想図みたいな話だったけどわりとファンタジーだった。ソ連がまだ存在してた頃に書かれた本だからかもしれない。まあ、「ユートピアすぎると言うかもしれないが実現の可能性があるのなら目指してみるのもよいと思うのだが」みたいなことが書いてあった。

なお、まだ読んでる途中というのもあるが私程度の素養だと「廣松渉のマルクス解釈がどの程度まで一般的なのか」はよく分からん。「マルクスは唯物論者なのに廣松渉はマルクスを観念論的に解釈してた奴だ」とか批判してた人ならいたけど。個人的には別にどっちでも困らんがね。

コメント

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  • むにえな

    碧泣。さん

    哲学とはなんぞやを学問的に説明すると難しくなりますけど、例えば「私が他人じゃなくてこの自分に生まれたの不思議」とかでも哲学をしている(学説の暗記ではないだろうけど)になりますね。

    いえいえ、お気になさらず。ネットだと性別は分かりませんからね。たまに女性だと間違われますよ。むしろ「女の子のため」を謳うらんどに来ている私のほうが異質ですからね☺

  • 碧泣。

    今晩は🌸✨
    哲学とは? から改めて調べてみましたが、うーん💧 それを教えてくれる文章が難しい💦
    一歩手前の手前で足踏みしてる自分です。

    前回のお返事、キャー大変失礼いたしました💦
    丸っと一年、ずっと女性かと思ってしまっていました。。。気を取り直して、これからも遊びに来ます、よろしくお願いします💦