お盆にサメ映画を観る
『シン・ジョーズ 最強生物の誕生』を観てみました。中国のサメ映画とのこと。サメ映画にしては珍しく(?)パッケージのかっこいいサメが映画中にも出てくるね。しっかりお金と技術をかけている感じがある。
面白いんだけど、なんだか既視感があるなぁw 海中にある施設でサメを使って癌の治療薬の研究をしているとか『ディープ・ブルー』感があるってとこから始まるね。それから施設が水浸しになるんだけどなんだか『パニック・マーケット』で観たことがあるなぁw 「観たことあるから説明いらないよね?」って感じに軽快に話が進んでいくわ。サメ映画界の町中華みたいに早い安いうまいで進めるところは楽しいね。研究施設の安全管理がまるでなされてないのは風刺画かなにかかな?
酒に溺れた奴とにぎやかしのデブ、やけにクローズアップで映される美人、いい感じのメガネ。危険な状況になりながらも企業秘密と言い続ける博士かなにか、すごくお決まりのセリフを吐く悪い金持ち…中華定食のような安心感があるね。これだよこれ。「ラーメンと半チャーハンと餃子が出てきたらうまいだろ」みたいなの。
サメが陸を泳いでいてももはや驚きもしないんだけどサメの造形がかっこいいので迫力はあるね。主人公らしき人が酒びたりになった悲しい過去は尺の関係か数秒のセリフで説明して「やっぱりサメを出そうぜ!」とばかりに派手な話に持っていくのお国柄か。手早いジャンクなおいしさがあるね。間延びする前に水から森に行き都市を壊したら洞窟に行ったりと「ガツンとおいしいものをどんどん出せばうまいだろ!」という中華料理人の意気込みのようなものを感じる。ダシを活かした繊細な味みたいなのではなく「塩と油がうまいんだ!」って感じがするねぇ。見栄えがいいだろとばかりの銃撃戦とスナック感覚で喰われていくモブと分かりやすい怪物映画。
分かりやすいストーリーと安心のキャラ、面白いのをつなぎあわせれば面白いだろという展開、うむ、面白いサメ映画だった。なんか既視感があるのは愛嬌だったけどw それにしてもびっくりするほど大きさが可変式のサメだったなぁ……。
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