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むにえな

猫に餓え渇く者は幸いである。
その者は満たされるであろう。

猫は仕えるためでなく仕えられるために来られた。
天の国は猫のような者のためにある。

私たちではなく、猫よ、私たちではなく、御名が尊まれますように。

恋する少女にささやく愛は、みそひともじだけあればいい

表題のラノベを読みました。いやー、よかった。編集部に送っておいた感想をコピペしておく。

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本屋でふと珍しくラノベの棚を見てたまたま見かけたこの本のタイトルで「最近ちょうど公募に短歌を出したなぁ」との思いで買ってみました。とてもよかったです。大切にしていたものを失った過去に縛られながらも前に歩こうともがくのは、自分の境遇に重なるところもあって惹き込まれました。主人公がお約束の鈍感さもありながらちゃんとかっこいいところを見せるのも好感。展開の面白さやキャラの個性もあって飽きることなく読み進めることができました。おじいちゃんがいい人なのも評価ポイントです。クライマックスは圧巻の素晴らしさでした。続刊があると小耳に挟みましたがここまで綺麗にまとまったものがどうなっていくかは期待感とともに待つことにします。

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私も流行りに乗って感想を短歌にしてみよう。

鈴虫の
人ぞこひしき
呼ぶ声に
憧れいづる
重ねた夜話よ

コメント

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  • むにえな

    碧泣。さん

    たまたま短歌を公募に出したところだったので目を引いたのですよね。面白かったですよ。最後の短歌は上手くできているといいのですが、かえってピンぼけしかねないなぁ……という気もしますね。むむむ、難しい。

  • 碧泣。

    ふふ……、ラノベの感想とかしてる。なんだか気になるお話ですね。 むにえなさんが『恋する少女…』的なのを読むのが意外でした、短歌がらみだったからかな?
    ラストの短歌が意味深。。。です。