さぇ★$.゜



あの日――

おばあちゃんのお家で見つけたヒミツの本。

ふるびた本だったけど、私には輝いて見えたの。

語りかけてくるヒミツの本。


「あなたガ望む物語ヲ」

「あなたガ好きな物語ヲ」

「さあ?サア?素敵な物語ヲあなたに・・・」


私は吸い込まれるように本を開く――




「「さあ、あなたの望む物語ヲ・・・素敵な物語ヲ」」