あおせ

 あなたは、いつも
 頭上に輝く 「月」だった。
 どんなに手をのばしても届くことの 
 できない、美しく冷たい冴え冴えと輝く 「月」
 ただ、「月」はいつも私の
 頭上に輝いていてくれた…

 

そして名も無い小さなつぼみは、
月の光の下で、
静かに 静かに 淡く色づき 
その冷たく清廉な光に向かい 
花開こうとしていた…

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