いつものメンバー。
杏那と涼と私の3人。私が毒舌でも杏那は天然で私の毒舌を意図も簡単にスルーする。涼は気にせず接してくれる。
自分に嘘つくことなく、言葉が言える環境だった。
そんな日常が壊れるのは入学して半年目のこと。
「坂田捺さん、僕と付き合って下さい」
馬鹿な奴。見た目に騙されてまた来た告白。もう高校に入学して半年は経つから噂は流れてる。
「・・・鏡見てきたら?」
私が毒舌だって噂が。
だけど、この人には通じなかったらしい。
「え、なんか付いてる?ちょっと待って!」
そう言って右手を握られた。かと、思ったら、急に走り出した。私も釣られて走る。
「ちょっと、廊下走ったら怒られるんだけど」
そんな独り言は聞こえてないのかお構いなく走り続ける男の子。
私は杏那よりド天然の男の子に出会った。
作成日 2020.4.5~
2014.1.15
注:作者(サタン)より
作者の勝手な都合により、3作品を同時進行します。その中で毒舌女子と天然男子は含まれていませんが、頭の中で完結はしているので、以後書く予定です。作者の勝手な都合により、多大なご迷惑をかけたことを謝罪致します。誠に申し訳ありません。