家の裏にある古びた不気味な井戸。それは、俺の過去を隠す秘密の場所。
裏庭にひっそりとある、その古びた井戸。
誰からも忘れ去られて腐って黒ずんだ姿は、近付くのも恐ろしい程にとても不気味だった。
ーーだけど、それ以上に不思議な魅力があった。
次第にその井戸に取り憑かれてゆく俺。
そこは、俺の過去を隠す秘密の場所ーー。