神さまに隠れて〔完〕

作者一矢識子

お互い手も握れないような愛しさと恐怖が織り成す、“初恋同士”の男女を描く。自分は幸せになれないと心から信じている彼女と彼の、ある一晩の話。

 

 

 

今まで知ることが許されなかった、初めての恋。


これを「不幸だ」なんて言ってしまっては

傲慢なのだろうか――


なんて、答えはもう出ていたりする。




なににも恵まれなかった私の今までは、

これからも続いて行くんだ。