残酷な雪さんなんか消えてしまえ【完】

作者叶理人

小さい頃から殺し屋の雪と生きてきた六花は、成長するにつれて雪に特別な感情を抱くようになる。その気持ちを隠し続けて迎えた、18歳の冬――彼女に残酷な運命が待ち構えていた。世界の片隅で紡がれる、切ないラブストーリー。





「誰かといたら、寂しい気持ちは減るだろ?」




ある日、一人ぼっちの私と友達になってくれたのは、隣りの家の優しいお兄さん。






「俺は昨日、リツの前で人を殺した。怖いか?」




だけど、彼の裏の顔は残酷な殺し屋だった。



それでも私は彼が大好きで、これからもずっとこの気持ちは変わらない。




ずっと、ずっと――











「さよならだ、リツ。」




ずっと一緒にいたかったよ、雪さん。












2020.05.30〜2020.07.11