留学先のロンドンから、不思議な世界へと誘われた主人公は、バラバラになってしまった5人の友人を探すために冒険に出る。いるはずのない彼女の存在が、この世界を動乱へと移行させて行ってしまう。

 ロンドンの高校に交換留学している森村綾乃は、仲間六人と共にトラファルガー広場から古の時代へと姿を現した。そこで銀髪でエメラルドグリーンの瞳のキランと言う青年と出会う。そこで旅をする間に愛し合うようになるが、彼女は仲間と現代へと戻ってしまう。どうしてももう一度彼に会いたい綾乃は、二度と現代に戻れないのを承知で再び太古へ時空移動する。

 カルザニア公国第一皇子のキランと再会するも、そこにティルアン王国の長子、アマルシャ王子が干渉して二人の仲を引き裂く。

 戦まで起こしたが、綾乃に返り討ちに合う。憎くてたまらない彼女を気にするうちに、自分は綾乃を愛していると結論づけた。

 和平回復を提案して彼女を誘き出すものの、それを阻止しようとダシーダ国のミハイル王子が画策する。侮られたアマルシャ王子は全軍率いてダシーダ国へと進軍し、ミゲルド国王を討伐する。

 復讐心に燃えたミハイル王子は、キランと綾乃、アマルシャ王子が結託しての所業であると思い、執拗に二国を敵視する。

 一方カルザニア公国でキランと婚姻するはずだったミミールは、それを邪魔した綾乃に嫉妬してキランを篭絡しようと策を弄する。ついには彼女を亡き者としようと画策する。