栗本麻雪はバイトの面接帰り、通りすがりのサラリーマン風の男性から小さなディスクを託される。
韮崎システム開発研究所の所長に届けて欲しいと頼まれて、新宿にあるビルへと向かう。
所長は不審そうにそのディスクを受け取ろうとはしなかった。
代わりにそのディスクをパソコンには絶対挿入しないようにと忠告された。
好奇心に駆り立てられた彼女は密かに挿入してしまう。
5.4.3…とカウントダウンが始まった。
「逃げろ」
誰かが叫ぶ声がする。
その瞬間、閃光が目の前に走って彼女は昏倒した。
目が覚めた時、自分が砂漠らしき所にいて、そばには青年が立っていた。
薄暗くなり始めた遠くの摩天楼の中に、アンテナを伸ばしたピラミッド型の大きな建造物が見えた。
その後、麻雪は事件に巻き込まれて行く。